第七師団の復讐幼女 (ページ1)

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不死身ページ1

ガヤガヤといつもどおり賑わう小樽で、私達は不死身の杉元を探していた。

(にしてもここが目撃現場か。)

聞いたときはびっくりした。

あんなのがなぜこんな北海道に来ているのか。

まぁ、それがわからないから今からとっ捕まえて吐き出させるのだが。

すぐ後ろにいる二階堂に目を向ける。

以外に二人ともいつもどおりの死人のような顔をしている。

二人ともこう見えて好戦的なのだが、あの不死身に興味を示さないなんて。

「しかし、驚いたな。あの杉本がまさか北海道へ来ているだなんて。」

私と同じことを思っていたのか、鶴見中尉も同じことをいう。

「えぇ。意外な話ですよ。全く。」

鶴見中尉は、彼の戦いぶりに見惚れているそう。

杉元の名も昔鶴見中尉に聞かされたものだった。

自分は見たことないけれど、きっとそれほど素晴らしかったんだろうなぁと思っている。

しばらく歩いていると、飲食街についた。

「ここのはずなんだが、、、。」

鶴見中尉がキョロキョロとあたりを見渡す。

「失礼、そこのお方。」

降参したのか、そこの直ぐ側にある蕎麦屋の女将さんに訪ねた。

「どうしましたか？兵隊さん。」

「顔に傷のある軍服を着た男は見かけませんでしたか？」

鶴見中尉は淡々と杉本の特徴を話す。

すると女将さんはすぐはっとした表情をし、自分の蕎麦屋を指差した。

「その男ならうちの店で蕎麦食べてるよ！ほら、うちの店で！」

どうやら今日の仕事は予想以上に早く終わるかもしれない。