-25話- ページ28
着替え終わり、ヒナミと軽く会話をかわしていた時、扉が開いた
「ヒナミ、ほら飯だよ」
トーカの運んできた飯は、ステーキっぽく切った人肉…部位はわからない。
あとポテト代わりの指数本。とてもおいしそうだ
「ありがとう!」
『俺も…』
「アンタは私のかわりに店の手伝い!
あと髪しばれ!それか切れ!うっとおしい!」
『いだだだ』
肩につきそうな後ろ髪をぐいっと引かれる
それを見ていたヒナミが、オドオドとしだしたのでトーカは渋々髪の毛を離した
「………あ、そうだ。もうすぐでカネキも来るから」
『そっ。それならがんばる。トーカちゃんも“テスト勉強”頑張れー』
「アンタも、店番頼んだよ」
トーカはゆらゆらと頭上で手を振ってから、その部屋から出ていった。
『んじゃ、ヒナ。俺も店番の方行くから、何かあったら下に降りておいで』
「はーい」
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『カネキくん、ヒナミと仲良くなった?』
「え、そ、そうでもない…と思うけど……」
『単語の意味教えてたんだって?
ヒナミ、すごく喜んでたよォ〜。』
ケラケラと笑うAは、仕事が終わったのか、私服に着替えてカウンター席に座っていた。
カネキが着替え終わるのをを待っていたのだ
私服に身を包んだカネキは嬉しそうに言う
「ヒナミちゃんが意外と本を読んでたから」
『なーるほど。……いいねえ、
あ、店長。明日からトーカちゃんテストあけるの?』
「うん。今日は少しだけ手伝って行ってくれたけど明日からはちゃんと入るよ」
『了解デース。
よっし、カネキくん…途中まで一緒に行こ?』
「うん、行こう」
店を出てしばらく歩いたところで、カネキとわかれる。
家の方へ行く道中、血なまぐさい奴とすれ違った。喰種の血の匂い___
そいつはAの方に一瞬、目を向けたが何もなかったかのように通り過ぎていった。
『なんだ、アイツ。悪趣味だな。』
Aは顔を顰める
また、過ぎた向こうで奴も笑う
「喰種のにおい…ですかね〜?血なまぐさい…喰種のにおいです…」
白髪の少年は、口元の縫い糸を摘みながら笑った。
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次の日、リョーコさんが白鳩に殺されたと知らせがきた。
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レイン - 最後まで読んで「続く」見て、独り言で続けって言っちゃった (2019年1月26日 16時) (レス) id: a956189dd3 (このIDを非表示/違反報告)
ダメ天使 - すごく面白くて一気に読んじゃいました!!続き楽しみにしてます。 (2018年2月8日 10時) (携帯から) (レス) id: 89fc855d6c (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 林檎。さん» そそそそ、それは奇跡…いや運命に近いですね!w。ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 稀羅さん» ありがとう!そう言っていただけますと、とても励みになります!頑張ります! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
黒氷雨(プロフ) - 輝夜さん» 最近亀更新ですみませんでした!応援ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2017年7月19日 21時) (レス) id: 5e51351d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒氷雨 | 作成日時:2014年7月17日 9時