転生トリップしたら幼少期最推しに拾われた

あれから3年 ページ10

あれから3年の時が過ぎ、私は8歳になった。順調に忍術も覚えて、影分身も瞬身の術も使えるように。でもまだ遁術は使えない。チャクラ足りないのかな。
友達も、ナルトとサスケとシカマルがいる。あれからずっと遊び続けてる大事な親友だ。でも、先日恐れていたことが起こった。察しのいい人は気づいたかもしれない。

...そう、うちは一族抹殺事件だ。イタチはもう里を抜けていて、サスケは1人になってしまった。1度会いに行ったけど、なんて言うのかな。ほぼ原作のサスケだった。昔は年相応の無邪気な笑顔を浮かべていたけど、まさに無って感じ。


『サスケ...』

『A...俺は、兄さんを殺す。その為に力を付けなくちゃな...』


まだ記憶に新しいサスケとイタチさんの仲睦まじい姿。そんな幸せな記憶も、こんな一瞬で崩れてしまうのだ。私はサスケに手を伸ばし、その背に回した。


『私には...何も出来ない。未だに信じられないし、信じたくないとも思ってる。けど、サスケ。お願いだから無茶だけはしないで。イタチさんがいなくなった上に、サスケまでいなくなったら...』


けどきっと、サスケは力を求めて大蛇丸の元へと行ってしまうのだろう。私はそれを止めることは出来ない。背に回した腕に力を込め、強く抱きしめる。サスケも私の背に手を回し、同じように抱きしめた。


『大丈夫だ、俺はいなくならない。...Aこそ、居なくならないでくれ...俺にとって...唯一の友達だ...』


その言葉を聞いて、ハッとした。そうか、今のサスケに残っているのは私だけなのか。


『絶対に...居なくならない...ずっと傍にいるから...！！』


そう言うと、サスケはホッとしたように体の力を抜いて私に凭れてきた。今のサスケを支えられるのは私だけなんだ。私が、今のサスケを支える。けど、サスケにはナルトとサクラっていう大事な友達が...仲間ができる。私はそれまでの代理だ。
ちょっと寂しいけど、イレギュラーな私の役目はそんなものだろう。

...と、ここまでが過去の話。なんとですね、ナルトが来年からアカデミーに入るみたいなんですね？で、私とナルトが仲良いことを知ってるじいさまが一緒に入学しないかって提案をしてくれた。断る理由なんてないよね！！
と、言うことで私来年からアカデミー生になります！もちろん卒業はナルトに合わせるよ！！！

イタズラ→←知り合い上忍

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