私は忌み子? ページ2
じいさま(火影様)からイルカ先生に育ててもらう許可を得て私はイルカ先生の実家で暮らすことになった。私の家崩壊してるもんね、仕方ないね。お金は毎月じいさまから支給されるらしい。もちろん私の教育費も。
正直言って超きつい。おもらしとか我慢したくてもまだトイレ行けないからしちゃうし、お腹空くと無意識に大声で泣いちゃう。イルカ先生に迷惑かけたくないのにめっちゃ迷惑かけてて申し訳なかった。
そんな生活が続きはや5年。私は5歳になり普通にそこら辺を歩くようになった。イルカ先生も既に中忍だから、任務にも行ってる。日帰りの任務だけどね。そして、私を遠巻きに見ながらひそひそと話してる大人達。自分の姿を鏡で見るようになってから初めて気付いた。
私の肌は異常に白く、髪の毛も白。目の色は赤。元の世界で言うアルビノのような色合いだ。きっと、気味が悪いとでも言われているのだろう。この世界カラフルだけど髪と肌が真っ白で目が両方とも真っ赤なんてそうそういないもんね。そりゃ気味悪がられるか。
そしてよく言われる言葉が、忌み子。でも、私は体の中に何かいるわけでもなく呪われているわけでもない。すごく有名な一族の末裔だった訳でもないし至って平凡だ。まぁ、転生補正なのかなかなかチート気味だが。
あぁ、ナルトはこんな思いをしていたのか。でも、私はまだマシだ。既に愛してくれる大好きな兄さんがいるから。でも、ナルトにはまだ居ない。じいさまくらいか。今のうちに仲良くなりたいな。
そんなことを考えながらフラフラしていると、金髪の髪をした、私と同じくらいの背の子が横切った。つんつんしている髪に見覚えのある服装。間違いない...と、思う。周りの大人達が私だけじゃなく、その後のこともチラチラ見だしたから。
私はその子に駆け寄り、肩を軽くポンっと叩いた。その子はビクリと肩を跳ねさせて振り返る。やっぱり、ナルトだ。
「な、何だってばよ」
「...ねぇ、もし暇なら私と遊ばない?」
「...!いいのか!?...でも、俺と遊んじゃダメって言われるってば」
「誰に?」
「...大人達」
ふむふむ、確かにイルカ先生にバレたら言われそうだ。まだ、イルカ先生の心には深く傷がついてるはずだから。ナルトと遊んでるなんて言ったら怒られるだろう。近づくなと言われるかもしれない。...でも、
「そんなの、私も一緒よ」
「...え」
「私の色合いがね、気味悪いみたい。忌み子って言われる」
嫌われ者同士、仲良くしようよ。
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ユイカ(プロフ) - 面白くて大好きです!続きが気になったので気分が乗ったらでいいので更新してください!楽しみに待ってます! (2020年6月8日 21時) (レス) id: b470749ec2 (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろいです。続きが気になります。よろしくお願いします。 (2019年12月19日 1時) (レス) id: 75ebda0380 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新待ってます!頑張ってください! (2019年8月31日 23時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - イルカ先生大好き!更新頑張ってください! (2019年7月23日 13時) (レス) id: 3d51fd0542 (このIDを非表示/違反報告)
ミサキ - イルカ先生推しですか?!私もです←面白いです!更新頑張ってください! (2019年6月30日 12時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rio | 作成日時:2019年5月24日 3時