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「む、新しい服に使う布はそれかね？ゴシック系か。センスだけはいいのだね」
『暴言〜〜』
なんなんだValkyrieの二人は揃いも揃って自分のことが嫌いなのか？？？
でも宗はそんなに悪い人じゃない気もした。だって現状助けてくれているわけだし。そして何より────
「うふふ、私もこの布はとっても可愛いと思うわ！」
『あ、ありがとうございますっ！』
宗の手元にいるこの女の子のお人形！
なんとこのお人形、喋るのだ！なんならフォローまでしてくれるのだ！
こんな可愛くて凄い人形と一緒にいる人が悪い人なわけがない！と例の如くチョロいAは考えたわけである。
『やっぱロリータ系衣装って憧れじゃないですか。着る機会ないけど。だからこの子に着せちゃおうかな〜って』
「……君は───」
宗は何か言いたげにAを眺めてから、聞き取れないような小さな声で何か呟いた。
『はい？今なんて？』
「いや、なんでもないのだよ。ならヘッドドレスも追加しようか。今日は時間があるしね」
『えッやったぁ！』
ボロボロだったぬいぐるみがどんどん可愛らしくなっていく様子にAは思わず目を輝かせる。
どれだけ強くても変わり者でも、Aもまたぬいぐるみや可愛いものが好きな子どもなのである。
『えと、宗さんとマドモアゼルさんでしたっけ。二人もぬいぐるみとか好きですか？』
「嗚呼。綺麗で繊細なものや愛らしいものを眺めるのは嫌いじゃない」
「その様子だとAちゃんも大好きなんでしょう？見ればわかるわ」
マドモアゼルに優しい口調でそう言われ、少し照れながらもAはふとどことも言えない宙をひたと見る。
「A？」
『あっごめんなさい！ちょっと思い出したことがあって』
喋るお人形である彼女を見て脳裏に浮かんだのは、夢に見る動くぬいぐるみ。
『……変な話してもいいすか？』
「君の口から紡がれる言葉はだいたい変なのだよ」
『暴言〜〜』
本日二度目である。
それはともかく、“変な話”とは言ったもののこの人達はそれを“変”だと思わなさそうなので勝手に話し始める。
自分がよく見る悪夢のこと。
それらから守ってくれる水色の片目の黒い大きなぬいぐるみのこと。
『単なる夢なのか何なのかわかんないですけど……その夢を見るから、ボロボロのぬいぐるみとか放っておけないんですよね』
二人からの反応を伺えば、宗は考え込むように手元の布を見つめていた。
「……ぬいぐるみ、で間違いないのだね？」
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紅鮭@くじら(プロフ) - 甘風さん» 星見のキャラを気に入っていただけてすっごく嬉しいです〜！ありがとうございます(..›ᴗ‹..) 更新がんばります！！ (2022年12月9日 16時) (
レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@くじら(プロフ) - みるタピさん» コメントありがとうございます！そろそろ更新速度戻す予定なのでこれからもよろしくお願いします！(⑉• •⑉) (2022年12月9日 16時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
甘風 - とっても面白くて好きです！更新頑張ってください！星見ちゃんのキャラが良い...！ (2022年12月5日 23時) (レス) @page33 id: e3065dc72d (このIDを非表示/違反報告)
みるタピ(プロフ) - とても楽しんで読ませていただいています！テスト大変だと思いますが頑張ってください！ (2022年12月5日 18時) (レス) @page33 id: c5e7b71543 (このIDを非表示/違反報告)
紅鮭@くじら(プロフ) - 立花さん» 立花さん、コメントありがとうございます！！正直ギャグには全然自信がないのでそう言っていただけて嬉しいです！笑 更新がんばりますね〜！！ (2022年9月30日 21時) (レス) id: f1236c4d6f (このIDを非表示/違反報告)
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