４人目の嫁は嫌われ者 遊郭潜入編

とおくに逃げろ！ ページ7

蛍side

決戦の時は急にやってきた。

須磨さんとまきをさんが捕まってしまったのだ。

私は2人を逃がすべく、忍の格好をし上から羽織りを羽織った。

懐には日輪刀を小さくした小刀を入れた。

私は京極屋から出ると気配のするところに近づいていった。

須磨さんはときと屋、まきをさんは荻本屋の壁に帯で
縛られていた。

2人を助けると外に出た。

蛍「早く逃げましょう！」

須磨.まきを「はいっ！！」

必死に私達は吉原を走った。

でも、ある所まで来ると私は立ち止まった。

蛍「須磨さん、まきをさん。ここからは2人で行ってください。私はここに残ります。だからこれを。」

私は初めて天元さんに貰った簪を2人に差し出した。

「え…？」

須磨さんたちは戸惑った顔をしたけどまきをさんが
受け取った。

まきを「まさか死ぬわけじゃねぇよな！？」

私は微笑んだ。

須磨「やだ…嫌です！一緒に逃げましょう！！」

蛍「そうしたら須磨さんたちが逃げられなくなってしまいますよ。私がここでくいとめるから逃げて下さい。そして鬼殺隊の子を連れてきて下さい。」

私は須磨さんとまきをさんの背中をトンと押した。

堕姫「あなたがネズミだったのね、蛍。逃がさないわよ！」

私は振り返り迫りくる帯を切った。

目の前の蕨姫花魁…いいや、上弦の鬼を睨みつけながら叫んだ。

蛍「逃げて下さい！！」

慌てたように2人はにげていった。





2人の事は絶対守る！！









更新遅くなってすみません！

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