ははっ…殺るよ？ー目を繕う話ー【カゲプロ】 (ページ14)

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キ「たくっ……こんなものにひびるなよマリー…」

マ「だってぇ……」

見ると、新聞紙を片手に溜め息をついてる

キドがたっていた。

そう、アイツとは

　

　

　

＿＿＿＿ｶｻｶｻｯ

『うわぁぁぁぁっ!?!?』

カ「えっ、ちょ…Aっ!?」

Gこと、GO KI BU RIだ。

あぁ……その名前も出したくない…

　

『無理無理無理無理無理っ！！』

アイツだけは無理だ。

人類の敵だ!!!!!

今は繕ってる余裕もなしだ。

結果的にカノさんに涙目になりながら思いっきり抱き付くことになった。

マリーも私の様に流石にビックリした様子だ。

キドさんに限っては呆れながらさっきの

"ヤツ"の子供だと思われるGを

持っていた新聞紙でぶっ叩いていた。

その時に聞こえたらぐちゃっっという効果音と

潰れた"ヤツ"の死骸の光景を私はいつまでも忘れない。

　

　

　

　

　

　

　

『はぁ………』

不覚だ。

繕ってる所で素を出してしまうなんて。

先程の光景を思いだして吐き気がするわ、自分の行動にヘコむわでもう精神的にボロボロだ。

苗字A、残りのHP.1

カ「ははっ、大丈夫？」

『あ、修哉……あ、ありがと。』

先程のココアは冷えてしまったのでまた淹れなおしてくれたようだ。

‥‥‥‥‥‥‥暖かい。

気持ち、落ち着いた気がした。

『さっき‥‥‥ごめんね。』

カ「え？あぁ‥‥wいや、いいよ、気にすることないって。」

『‥‥‥。』

逆にそう言われると沈む。

笑い飛ばしてくれた方が幾分マシだ。

カ「それにねー‥‥」

また気を使われる‥‥

そう思って机につっぷつした。

けど、カノさんが言ったことは慰めの言葉なんかではなくて

カ「そういうAが僕は好きだから」

そうニコッと笑って去っていった。

　

　

　

　

　

　

『なにあれ‥‥‥‥//』

思わず当てた手から伝わってきた"熱"と

先程のカノさんの甘すぎる言葉に

ただ驚きを隠せないでいた。