【鬼滅の刃】変化なんてありゃしない【東京喰種】

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｢るーいくん！戻ったよ｣

｢おかえりA兄さん。鬼殺隊は沢山いたみたいだね｣

｢あぁ、いっぱい居たけどそこまで強くなかったよ〜。やっぱ累くんと居ると楽しいなぁ！｣

累くんと居ると、退屈はしない
擬似家族だっていうのは分かっているけれど、周りには鬼(人)がいて、1人にはならない
今更1人になったところで何とも思わないけれど、一緒にいれるというのはいい事だ


そういえば、アイツらは元気してるのかな
なんだかんだ言いつつ世話を焼いてくれるウタに、ヨモ。BAR Helter Skelterの店長で俺を雇ってくれてたイトリ
こっちでの生活に慣れてきてるから(ハトもいないし)不便はあまり無いけれど、やっぱ俺にも寂しさってのがあるのかねぇ？


久々にポルポラさんにも会いたいな…あの人が捕まってもう何年過ぎたんだか知らんけど、いつか必ず出してあげますから

｢…兄さん、…A兄さん！｣

｢ん？あ、累くんか。すまん、ぼーっとしてた｣

｢呼んでも中々返事がないからどうしたのかと思ったよ｣

｢悪い。今日はもう休むなー、俺は鬼と違って睡眠はある程度必要だからさ｣

累くんは少し不満げだったが、昼間に街に行ってなんか買ってくるからと言ったら大人しく引き下がってくれた

鬼になって何十年も経っているとはいえ、元はまだ子供だったので、子供らしさがあり可愛げがある


…俺に弟が居たらこんな感じだったのかな
歳下を可愛がりたくなってしまうなんて、俺も歳をとったもんだ
実際もう20代後半だし仕方ないか…？

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