マギよりも上をゆく美少女は正体を隠してシンドリアに住んでいます【マギ】 (ページ4)

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嘘が1つページ4

「いらっしゃいませー」

やべぇ疲れる()

魔法使いの最高位であるグレフィーアと云う事を隠し、このシンドリアに商人として潜伏している私は、朝早くから賑わった自分の店を見直して白目をむいていた()。

「Aちゃーん！この桃を一つおくれ！」

「いやぁ、Aちゃんは本当に美しいねぇ」

「あら！Aちゃん！今日も綺麗ねぇ」

…と、いつも繁盛してくれるのは嬉しい事だけど流石にこれが毎日続いてると考え直すとそれはそれはもう泡を吹きそうな訳で((

「おっ！Aちゃん、今日はいつもより早いね！どう？午後から俺と出かけない？」

「なっ、ズリィぞ！Aちゃん、俺と行こうぜ！」

「違うわよッ！お昼からは、私と一緒にお買い物よ！」

午前に商品が完売して店を閉めようとしたら毎日押し寄せて来る私のファン達()を静めるのも大変なんですわ…

A「ごめんねー、午後は空いてないなぁ」

と、断りを入れるのも日常と化した()

国を見張る為に午後からは基本店は開けないけど、夕方たまに開ける時がある。

今日はどうしよ。
…開けるかな。
何が基準って、やっぱり気分でしょ((

来てくれてる皆んなに「今日は夕方店開けるからそん時会おうねー」とテキトーに手を振り、今度こそ閉めた()

いやぁ、人気者って辛いね((