33.練習 ページ33
A「え、あ、うん。気にしないで！これからも友達として、仲良くしてね？」
........違う。
A「嘘でしたー！何、信じちゃってんの一ノ瀬くんてば面白ーい！」
........これは最低だな。
A「そっか。でもわたし、自分の気持ちが伝えられて良かった。今日のことは忘れてくれる........」
友千香「さっきから何やってんのよあんた。」
A「と、トモちゃん！見ればわかるでしょ！振られる練習だよ！」
友千香「........はぁ。どんだけマイナス思考なのよ！一ノ瀬があんたのこと振るわけないじゃない。」
春歌「そうです！そんな練習いらないです！」
A「な、ななな何言ってるの！そうやって持ち上げといて、後で振られるわたしをからかうつもりなんでしょ！」
友千香「........Aってばもう！」
春歌「あれ？Aちゃん、他のみなさんの分も作ったんですか？」
A「へ？あ、うん！昨日ついでに作ったよ！春ちゃんは？」
春歌「わたし、他のみなさんには市販のチョコなんです。」
春ちゃんから手作りチョコもらえないなんて、他のみんなもかわいそうに。
A「わたしも市販にすれば良かった。」
春歌「そんな！みなさん、Aちゃんの手作りチョコ、喜ぶと思います！」
そんなこと絶対ないけど、春ちゃんに言われるとなんか照れるな.....。
にやついていると、時計をみた春ちゃんがなにか思い出したように、
春歌「あっ！わたし、もうすぐ音也くんと待ち合わせしてるんです！行ってきますね！」
と言うと、部屋から出ていってしまった。
A「........春ちゃんいいなぁ。」
友千香「Aは行かなくていいの？」
A「わたしまだ一ノ瀬くんに予定聞いてないし。それに、こ、ここ心の準備が........。」
友千香「そういうのは早く渡しちゃった方がいいって！ほら、さっさと渡してきな！」
........きっと一ノ瀬くん、春ちゃんのこと好きなのに、同室の一十木くんと付き合ったこと知ったらきっとショックだよね。
確かに、二人がくっついたのを知って、テンション最悪の時にチョコ渡すより、今のうちに渡した方がいい気がする。
A「よし！トモちゃん、わたし当たって砕けてくるよ！」
トモちゃんにそう言ってから、わたしは一ノ瀬くんのところへ向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
環(プロフ) - 朝倉ひなさん» コメントありがとうございます！！ トキヤ愛が伝わって良かったです！（笑） (2017年10月16日 22時) (
レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
朝倉ひな - もうめっちゃ泣きました！つかトキヤがかっこいいです！もう！ (2017年10月16日 21時) (レス) id: 35a6a0831a (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - さらんさん» コメントありがとうございます^ ^ そういっていただけるとすごく嬉しいです！ ありがとうございます！！ (2015年5月17日 10時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
さらん - すごく感動して泣いちゃうほどでした^ ^すごく良かったです！ (2015年5月17日 0時) (レス) id: 517cb5d85f (このIDを非表示/違反報告)
環(プロフ) - シオンさん» コメントありがとうございます^ ^ すごく嬉しいです〜！！わたしもシオンさんの小説読みます！実は、一応いま翔くんの小説書いてるので、終わったら音也くんの小説書きたいと思います！リクエストありがとうございます！！本当に嬉しかったです！！ (2015年3月26日 20時) (レス) id: 6bc2673fc1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：環 | 作成日時：2013年12月16日 19時
