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『……仕事終わりにシャワーでも浴びたの？』
「んー？あーそうだったぁ。使おうと思ったらドライヤーが壊れててさぁ」
『……これ使って』
「ええ！いいのぉ！？ありがとー」
嫌な予感。悟られないように差し出したドライヤーごと、腕を引かれて体をぎゅう、と痛いほどに抱きしめられた
『ちょ、！』
「……Aちゃん大好き」
『っ、ねぇ！い、や……っん、』
「えへへ、あー可愛い……いい匂いするぅ。もう邪魔されないもーん。首筋、綺麗だねぇ……」
『まっ、て……っ、』
唇と指先が這ってソファーに背中から押し倒されると、抵抗していた腕は簡単に片手で頭の上に押さえつけられた。佐久間の唇は蕩けるようなキスを降らせて、自身の思考力をあっという間に奪う
「嫌なことがあったんだぁ……癒してくれる？」
『ふぅ、んっ！…ちょっと、ストップ！……ねぇ？その前にひとつ聞いてもいい？』
「えへへ、珍しい！その上目遣い可愛いなぁ。いいよ？なんでも答える！」
両手を私の顔の横について、覆いかぶさるように見下げた彼は、予想外の私の提案に少し楽しげだった
『………この前の事件…貴方は避けただけって言ってたけど………それって、
………他の誰か、が手を出したんじゃない？』
「…………やっぱり女神様だ」
佐久間大介の驚きの表情は、一瞬にして幸福に変わった
「…….そうなんだ！俺は何にもしてないけど……いつも親父が側で見てて。勝手に、処理してくれるんだぁ」
信じたくないと願った、予想していた告白に動揺した私を見て、嬉しそうにくくっと喉を鳴らした彼は、私の唇に、ちゅう、とキスを落とした
「昔はね、イラついて息の根止めた相手は、俺が跡形もなく上手くやってたんだ？でもさぁ、段々と警察に怪しまれるようになってぇ。そしたらある時親父に現場を見られちゃってさぁ？そしたらあの人…俺の責任だから、お前はもう何もするなって。代わりに自分が処分するからって、さぁ。だから暫く俺は何もしてないよぉ？」
絶句する私に、追い打ちをかけるように彼は私のシャツのボタンを器用に開けていく
「………まぁ、そのクズ親父も、さっき
………埋めてきたけどね」
『っ、！』
「Aちゃんに手を出すなって。
………馬鹿みたいこと言い出したから」
恐怖と絶望。私はただ、目の前の笑う悪魔に汚されていくことに、従うしか無かった
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kae(プロフ) - meeeeenさん» meeeeen様、いつも優しいお言葉をかけてくださってありがとうございます😢架空とはいえ、ありそうだなぁとお話の世界に入っていただけて嬉しいです🙏こちらこそ読んでくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします😭 (2023年4月4日 18時) (
レス) @page49 id: 2742f5c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
meeeeen(プロフ) - 最後まで楽しく拝見させていただきました。勿論、彼らは素敵な人でそんなことはしないであろう…でも、想像できます。素敵なお話ありがとうございました！！ (2023年4月4日 11時) (レス) @page50 id: f8e174bf81 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - ゆきさん» ゆき様〜！いつも温かいコメありがとうございます😭あまり反応が無くて悲しくなってたんですが、一気に全部吹き飛びました😂これからも頑張れます…！ほんとにほんとに凄く嬉しいです！！これからも宜しくお願いします♡ (2023年4月2日 10時) (レス) id: 2742f5c4f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - kae様、いつも刺さりまくるお話ありがとうございます！ ダークなスノさん最高でした🥹 またお話たのしみにしておりすます！ (2023年4月2日 8時) (レス) @page50 id: 6c8365d1f8 (このIDを非表示/違反報告)
kae(プロフ) - まーたんさん» まーたん様、コメありがとうございます😭のんびり更新とはなりますが今後ともお付き合いください💦 (2023年1月4日 15時) (レス) id: 0d3898dd38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kae
| 作成日時：2022年12月5日 0時
