おにぃが治すから *ARS* 10 (ページ14)

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気管支炎　4　(潤) ページ14

翔Side

智「あれ、翔いたんだ。

もしかして潤と一緒だった?」

リビングに行くといつのまにか智にぃと和が帰ってきていて、

2人でソファーに座ってテレビを見ていた。

潤の靴はあるのに姿が見えなかったから、

どこにいったんだろうと思っていたらしい。

.

翔「あぁ、潤ちょっと熱出しちゃって。

今部屋で寝てる。」

智「そうだったんだ。

結構ひどいの? 大丈夫そう?」

翔「大丈夫だよ。

ちょっと体はだるそうだけど。」

智「そっか。最近忙しかったから疲れたまっちゃったのかな。

潤のご飯、僕が作っちゃおうか。」

翔「いいよ、俺がつくるよ。」

智「え～、だって翔、料理できないじゃん(笑)」

翔「できるわ!! 今日の夕飯だって俺が作ったんだから。」

和「えっ!? マジで!!」

翔「なにその反応。ひどいだろ(笑)」

.

和「だって・・・

翔にぃが料理することなんてほとんどないじゃん・・・」

翔「まぁ、そうだけどさ・・・でも今日のは自信あるから!!

翔にぃ特製のカレーだぞ?

うまくないはずがない!!」

智「いやいや、カレーをまずく作る方が難しいでしょ(笑)

ただルー入れるだけなんだから。」

翔「それって誰だって作れるでしょってこと?

あのねぇ、作る人の愛情で味も変わってくるんだからな(笑)」

和「なにそれ(笑)

もう・・ほんとにおいしいんですかねぇ。」

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潤が寝込んでるというのに、どうでもいいようなことで騒いでしまった・・・

.

問題のカレーはというと・・・・・・

.

和「うまっ!!

翔にぃ、うまいじゃん!!」

智「ほんとだ。

翔の愛情がいっぱい入ってるんだもんね^^」

翔「・・・・改めて言われると照れる・・・・・///」

.

最初はまずいんじゃないかと疑っていた和も、

うまいといって全部食べてくれた。

.

ほら、俺だって料理できるんだよ。

まぁ潤のおかゆはちょっと焦がしちゃったけどさ。