NARUTO 暁所属！新人忍者は輪廻眼持ち！？ (ページ26)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:35,081 hit

二十一話！！ページ26

ガチャ

葉月「ただいまぁー」

葉月が任務から帰ってきた。

おう、おかえり…

そういうが、誰も葉月と目を合わせようとはしなかった。

葉月「？」

疑問に思いながらもあまり深追いはしなかった。

夜………

夕食を終えて、ほとんどが自室に戻っていた。

水を飲もうとリビングへ下りた葉月。

葉月「あれ？まだ居たんだ、珍しい…」

そこに居たのは、飛段だけだった。

飛「んん～、まぁな。

あっ！そーいやお前…」

葉月「なに？」

飛「お前ってさー、十一尾の人柱力なんだってなぁー！」

葉月「なっ！？」

飛「おらぁ、ぜっんぜん知らなかったぜぇ～？」

絶対に知られていないと思っていたので、あまりの衝撃で口をぱくぱくさせることしか出来なかった。

そんな葉月に見向きもせずに続ける飛段。

飛「昔は里の奴らから…「飛段！！」お？あ！角都ゥ～！」

角「このばかものが！それはリーダーが"言うな"と…「ちょっと待ってよ！何？角都も…
知って…るんだ…？」…………」

葉月「って事は…もう、皆知って…？」

飛「ﾝあぁ？知ってるぜぇ～？「飛段！！」ん～？角都ゥ？」

角「もうお前は黙っていろ。葉月…その、だな…」

葉月「…もういいよ。」

飛・角「っ！！」

いつもの明るい葉月とは、違う…明らかに全く違う葉月。

その変わり様と異様なオーラに、思わず後ずさりしてしまう。

葉月「…私が化け物だと知れば…もう仲間ではいられないだろう。
…………他人と同じだ。」

飛・角「……」

葉月「やっぱり同じだ。何も変わらない。今までと…何も…。」

始めは怖かったが今の葉月は、今にも泣きそうだった。
声も震えている。

葉月「何が人柱力だっ！何が尾獣だっ！何が……仲間だっ……。」

最後のは耳を澄ましていないと聞こえないぐらい小さがった。

ペイ「もうバレたのか…」

飛「クソリーダー…」

角都は静かに下を向いた。

ペイ「葉月…、「リーダー…十一尾の事知ったんなら、もう前みたいにはなれないね。」……葉月…。」

ペイ「あのな、まだ俺達は…「もういいよっ。」あっ！ちょっ！」

葉月は、走って外に出てしまった。