110話 大丈夫 ページ35
グ)「落ち着いたか？」
あ)「うん」
グレイがAの涙を拭い優しく笑う
あ)「あ・・・本当にだいじょ・・・！！！ グレイ手！手！」
グ)「あ？・・・あぁ忘れてた」
グレイはいまだ血が流れ続ける手を見ると本当に忘れていたように呟いた
あ)「大量出血死！死んじゃうから！早く見せて」
Aが強引にグレイの手を引き寄せる
グ)「お前・・・血大丈夫なのか？」
あ)「大丈夫！へーきだよ」
Aはグレイに笑ってみせた
あ)「だって血を流している人がいたなら治してあげれば血は止まるよ 私はその血を止める力を持ってるんだから怖がってられないよ」
グ)「そっか・・・」
グレイはAの頭を傷ついてない方の手で優しく撫でる
あ)「ほ・・ほら！治すからじっとして！」
グ)「おう」
Aは目を瞑るとグレイの傷に手を当てた
あ)『ブルームレクイエム ヒール』
Aの手から淡いピンクの光が放たれる
じわじわとグレイの傷がふさがっていった
あ)「よし！」
少したってグレイの傷は完全にふさがった
ふさがると同時にかれた花が一輪ぱらぱらと散った
グ)「ありがとよ」
グレイは笑うとAの頭をわしゃわしゃとかき回した
あ)「グ・・・グレイ やめてってばっ」
そういうAも笑っていた
2人で笑いあった後、どちらともなく真面目な顔になる
グ)「なぁA お前があそこから逃げた理由は他にもあるんじゃねぇのか」
あ)「あるよ グレイはきっと聞いてくると思ってた だから・・・大丈夫もう心の準備は出来てるよ」
Aはそっと自分の胸に手を当てた
あ)「大丈夫 話してもきっと皆なら・・・」
グ)「皆・・・ってまさか！」
グレイが立ち上がり部屋のドアを開けるとそこにはナツ、ハッピー、エルザ、ルーシィがいた
グ)「お前ら盗み聞きとはいい度胸だなぁ・・・？」
皆)「すいません・・・」
あ)「グレイ大丈夫だよ 怒らないで 私が逃げたのが悪いんだし、気になるのはしょうがないよ それにどっち道皆にも言わないといけないって思ってたから・・・」
グ)「ならいいけどよ お前らもそこで聞いてるのはあれだから中入れよ」
皆)「おう/あいさー」
皆が部屋の中に入ったところでAは一つ息を吐き、ぽつりぽつりと話始めた・・・。
＊＊＊
やっとここまできた・・・。
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斑鳩(プロフ) - 超面白いやん！小説サイコー☆ (2013年4月18日 15時) (
レス) id: f9fc7efdef (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 私も弓道部です！・・・もう引退してしまいましたが。部活に学校に大変だと思いますが頑張って下さい！ (2012年10月5日 16時) (レス) id: 102b3bc549 (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 更新はゆっくりでかまいませんよ!!自分のペースでやってください!!Fightです!!!! (2012年9月30日 22時) (レス) id: 6ec7a7d5ed (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この小説大好きデス。更新がんばってください！！ (2012年9月29日 7時) (レス) id: 47d1777f5d (このIDを非表示/違反報告)
ウグイス - 部活頑張ってください！応援してます！更新楽しみにしてます！ (2012年9月21日 21時) (携帯から) (レス) id: c723092bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜上 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/gray18/
作成日時：2011年6月4日 14時
