続き ページ33
グレイはそうかといって一歩ずつAに近づいた
あ)「来るな！」
Aは懐から震える手で刀を取り出すとグレイに突きつけた
カシャカシャと刀が揺れる音とグレイが床を踏む音が響く
あ)「来るなって！！」
グレイはそれでもAの元に歩き続ける
あ)「・・・グレイ！」
Aがそう叫んだときグレイの喉元には刀が突きつけられた
グ)「・・・」
グレイは無言で喉もとの刀を見る
そして・・・
あ)「・・・！」
すででその刀を握り締める
Aが驚き手が緩んだ隙に刀を取り上げ、床に捨てた
刀が床を滑る
その刀は赤く染まっていた
あ)「・・・くっ」
Aはその刀から目をそらした
グ)「・・・バカヤロー」
グレイは血が流れていない方の手でAを抱き寄せた
あ)「やめて・・・」
グ)「やめねぇよ」
グレイはAを抱く手の力を強くした
グ)「俺はお前が人かどうかなんてかんけぇねぇよ でもよ少なからずお前は人の心を持ってる 大丈夫だ 俺がちゃんと知ってる」
あ)「やめてっ」
グ)「人じゃなくたって笑える 泣ける 落ち込める 喜びを感じれる 悲しみを感じれる 大事なのはこういう気持ちを持ってるかどうかだって俺は思う」
あ)「やめ・・・」
グ)「Aもうとらわれなくていいんだ お前は笑えた 泣けた 落ち込めた 喜べた 悲しめた いっぱいお前だけの感情を持ってる Aが持ってる力だってお前だけの物だ」
あ)「私だけ・・・」
グ)「そうだ お前だけの物 だからお前がその力を受け入れられないと思ったら、お前はその力を拒むだろう でも受け入れようとしたら その力を持ってるAが自分なんだなんだって認めたら、お前はきっとそんな風に人か人ではないかでなんて悩む必要はなくなる」
あ)「でも・・・」
グ)「だってよAがその力を持っていたおかげで俺らは助けられた事もあったし、俺はお前と出会えたんだってそう思う」
Aの肩が震える
グ)「てかまぁあんまこんな風に言うのなれてないからよぉ 真っ直ぐに思うままいうと 俺はお前に触れられてる抱きしめる事が出来ている Aの体温を感じられる ここにいるんだよAは 人じゃなくても人であってもお前はお前 今俺の腕の中にいる 生きている 俺はちゃんとお前を拒まないで触れていられる」
***
続きます(汗
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斑鳩(プロフ) - 超面白いやん！小説サイコー☆ (2013年4月18日 15時) (
レス) id: f9fc7efdef (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 私も弓道部です！・・・もう引退してしまいましたが。部活に学校に大変だと思いますが頑張って下さい！ (2012年10月5日 16時) (レス) id: 102b3bc549 (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 更新はゆっくりでかまいませんよ!!自分のペースでやってください!!Fightです!!!! (2012年9月30日 22時) (レス) id: 6ec7a7d5ed (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この小説大好きデス。更新がんばってください！！ (2012年9月29日 7時) (レス) id: 47d1777f5d (このIDを非表示/違反報告)
ウグイス - 部活頑張ってください！応援してます！更新楽しみにしてます！ (2012年9月21日 21時) (携帯から) (レス) id: c723092bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜上 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/gray18/
作成日時：2011年6月4日 14時
