94話 溢れる気持ち グレイＳＩＤＥ ページ4
グ)「はぁ・・・」
Aが気持ちよさそうに眠っている
しかも無防備な寝顔までみせて
これって俺あんま男として見られてねぇんじゃないか・・・？という考えが頭の中でちらつき、俺はため息をつく
グ)「はぁ・・・無防備すぎるんだよバーカ」
Aの頭をやさしく２、３回撫でて悲しいような嬉しいようなビミョウな気持ちになりながら俺は少しだけ微笑んだ
グ)「こんなに人を好きになったの初めてかもしんねぇな・・・」
こいつはデリオラをディスペルして、暗殺までしていた
でもそれを理由でこいつを嫌いになることはどうしても出来なかった
本当は嫌いになるのが、恨むのが普通かもしれないのに・・・。
グ)「これはウルを裏切る事にはならないよな・・・」
どうしてもこいつを恨む事はできない
これはウルを裏切る事になるのだろうか
ウルを殺したデリオラをディスペルしたAを恨まない事は間違っている事なのだろうか・・・。
俺は間違っていないと思う
多分俺はこいつを好きにならなくてもこいつを恨まなかったと思う
暗殺したことを悔やんで、俺やみんながやられたことによってブチぎれて、血を見る事が怖いはずなのに、治癒をするとか言い出して・・・。
こんなに仲間想いで優しいやつを俺は恨めない
ウル
もしウルを裏切っていたらゴメン
でも俺やっぱAを恨めねぇや・・・。
裏切っていたら２度目の裏切りになってしまうけど
許してくれ・・・。
でもきっとウルならお前の思う通りだ
間違っていないぞ と笑って答えるだろう
ウルの笑顔を思い出して少し目がかすむ
グ)「こいつもウルみたいな笑い方すんだよなぁ・・・」
Aの頬に手を当てる
Aはくすぐったいのか体をよじらせる
ウル・・・・。
ウルがいたら俺の今の気持ちの相談できたんだろーなぁ・・・。
そんなことを思いながら俺は隣に眠る温かい、愛しい人を優しく抱きしめながら眠りに落ちていった・・・。
＊＊＊
二度目の裏切りとありますが一度目はウルたちが止めるのも聞かずに家を飛び出した事です＾＾
ツイッターにてお知らせありです〜ｂ
95話 バカ →←93話 分からない気持ち（最後のほうだけあなたＳＩＤＥ
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斑鳩(プロフ) - 超面白いやん！小説サイコー☆ (2013年4月18日 15時) (
レス) id: f9fc7efdef (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 私も弓道部です！・・・もう引退してしまいましたが。部活に学校に大変だと思いますが頑張って下さい！ (2012年10月5日 16時) (レス) id: 102b3bc549 (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 更新はゆっくりでかまいませんよ!!自分のペースでやってください!!Fightです!!!! (2012年9月30日 22時) (レス) id: 6ec7a7d5ed (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - この小説大好きデス。更新がんばってください！！ (2012年9月29日 7時) (レス) id: 47d1777f5d (このIDを非表示/違反報告)
ウグイス - 部活頑張ってください！応援してます！更新楽しみにしてます！ (2012年9月21日 21時) (携帯から) (レス) id: c723092bf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜上 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/gray18/
作成日時：2011年6月4日 14時
