Knights子育てはじめます

子育て2日目 ページ18

「はぁぁぁ…Aちゃんと一緒にお風呂入りたかったのに…」



「巫山戯るな！貴様みたいな歩く18 禁とAを一緒に風呂になんか入れられるか！」



「中々酷い言いようだね！？」



「あっははは！ごふっ…ごほっ！」



「また天祥院が羽風のせいで倒れたぞ！」



「ふんっ！いい気味なのだよ」



Aに安全な環境を作り、豪華な夕食も豪華なお風呂も済ませた一行



Aに懐かれている羽風はてっきり一緒にお風呂に入れるものだと思っていたがそれを許さなかったのは蓮巳だ



『おふろ、おっきかったー！』


徐々に言葉も上手に喋れるようになってきたA。簡単な意思疎通なら交わせる程度には会話ができるようになっていた



「Aさん、お風呂は気持ちよかったかー？」


『うん！』



「そーかそーか！」



羽風の次にAが懐いているのは三毛縞である。人当たりの良さそうなところがAのお目にかかったらしい



「A、そんな服を着るな。Aの可愛さが汚れてしまう。これを着るといい」


今Aが着ているのは英智が用意していてくれた服。それが斎宮の気に食わなかったのか必死な様子でAに詰め寄っては自分で作った服を着せようとしている



『うー？A、この服好きー！』



斎宮が差し出してきた服はフリルがふんだんに使われたワンピースドレス。この年頃の女の子なら憧れるお姫様のような服である


「Aちゃん、今すぐ着替えようか。俺も手伝うから！」


「誰か今すぐこいつを警察につきだせ。現行犯逮捕だ」



Aのお着替えをしたいという意思がひしひしと伝わってくる。目を見開き幼女の肩をがっしり掴んで詰め寄る羽風はもはや犯罪者のようであるUNDEADの二枚看板の片割れがこんなのでいいのだろうか




「ふふっ、皆はしゃぐのもいいけどそろそろAを寝かせようか。もう9時になるしねそれにAも眠そうだしね」


事の成り行きを瀕 死になりながら見ていた英智は時計を指さした後優しい目でAを見る



コクコクと眠そうに船を漕ぐA。先程まで元気に話していたのにこの変わりよう。さすが幼児と言うべきか



「そうだね。Aちゃん、一緒に寝ようか」



羽風の誘導により敷いていた布団に大人しく吸い込まれて行ったAはそのまま1分もしないうちに寝てしまいましたとさ

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