はんなりカップル

・久しぶり・ ページ3

今週末はすぐにやって来た。
ST☆RISHの皆さんはお昼頃にこちらに着くらしいので、
私は少し服装を直した。
仕事を手伝う時は着物をいつもは着るけど、今日は特別に
普通の服を着させてもらった。


貴：「もうすぐ来られるんやろか？」
私はスマホを取り出し、“ST☆RISH”と検索する。
基本は知っておいた方が会話もできるかもしれない。
テレビで見たコトは何度もあったけど、やっぱりもう少し
知っておく方が良いよね。

あ、そう言えば真斗君私の事覚えてくれてるのかな？
急に話しかけても大丈夫なのかな？
わ、なんか不安になって来た。


母：「A−来てくれはったよ」


貴：「今行きます」
私はスマホをしまい、立ち上がる。
母が挨拶しているのが聞こえる。
私は旅館の入り口を見て、胸がまた高鳴った。


貴：「真斗君っ！」
私の声が聞こえて全員が一斉に私を見た。
真斗君が私の顔を見て一瞬驚いた顔をしたけど
すぐににっこり笑ってくれた。


真：「A、久しぶりだな」

貴：「真斗君っ！会いたかった！」
私は真斗君に抱き付いた。
真斗君は私をしっかり受け止めてくれた。


母：「A、挨拶が先やろ？」
あ、そうだった。
私は真斗君から離れ、皆さんに一礼する。


貴：「お越しやす。」

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