【刀剣乱舞】眠り姫【成り代わり】4

眠り姫は刀装マスター ページ9

きゅるきゅる……。


その後も、信濃の手伝いで刀装を作り、出来上がった者を大将に見せよう!という提案の下、あたしと包丁と信濃の３人で執務室へ

廊下の床板と車いすのタイヤの擦れるこのきゅるきゅるって音、ちょっと好きかもしれない。


信「今日の近侍は不動だったよね?」

『朝……薬研も、いた。』

包「厚兄もいたら大将組勢ぞろいだぞ!」

『……?』

包「主を大将って呼ぶから大将組だぞ!!」


そういえば確かに。審神者さん達のことを大将って呼んでるの、あたし達だけだ。
なる程、だから大将組なんだね。納得。


信「大将ー、いるー?」

雪「はーい!呼んだ?」

厚「あれ?後藤と包丁も一緒か。」

薬「仲良いな?２人とも。」

包「へっへーん!まあね!!」


そうやって話す姿がなんだか可笑しくて面白くて、くすくす笑ってたら包丁がちょっとむくれたので頭を撫でたら飛び込んできた。

あたしの膝に座って、そのまますりすりと甘える包丁が可愛いので甘やかしておきましょうね。


雪「やだこの姉弟かわいい……。」

厚「大将、鼻血拭けよなー。」

薬「で、なんで来たんだ?」

信「見てこれこの特上金刀装の山!!
これ全部、後藤ちゃんが作ったんだよ!!」

「「は!!?」」

雪「え、うそ本当に!!?すごいね後藤ちゃん!!!」

包「凄かったぞ!妖精さんも賑わってたんだぞ!!」

『妖精さん……かわいかった……。』


一匹欲しいな←
……ダメかな??


厚「すげー。新刀装の槍まである……。」

薬「マジか。後藤お前すげぇな。」

『……守って、ください……って……祈った……だけ、だよ……?』

雪「やだこの子尊い……。(さすがお姫さまの守り刀ってとこか……。)」

信「後藤ちゃん結婚しよ。」←

『えっと……ごめんね……?』

「「信濃ざまぁwwwww」」

包「信濃兄ちゃん……姉ちゃんもう相手いるのに……。」

信「なにそれ俺聞いてない!!あと薬研も厚もうるさいからちょっと黙ってよ!!」


そのまま信濃はぎゃあぎゃあと薬研と厚に抗議をしに行ってしまい、２人は２人でによによと笑いながらいじりだし始めた。

これがあの３人のノリなのかな?と思いつつ、混ざろうとしたら大将に声を掛けられた。

明日さっそく出陣する部隊に渡してくれるらしい。
それと刀装のお礼で高級品だというチョコレートも貰った。
ふふ、大切に食べよっと♪

番外編:秘蔵っ子は嫉妬する→←眠り姫、初めての刀装作り

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