まん選組！全員出動！part2！！ (ページ22)

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「二人の愛は永遠に…。」ページ22

美紀side

神谷さんが心配してくれた。でも…ごめんなさい。一人にしてほしい…。

「神谷さん。すみません…一人にしてもらえませんか？」

震える声に神谷さんも気づいたのか、「じゃあ…なんかあったら呼んで。」と出ていった。

そう…私が今会いたいのは局長でも、まん選組の皆でもない。総悟ただ一人。

電話帳に入ってる『総悟』の文字。

震える手で押した。

プルルルルル…

部屋に音が響く。

ガチャ

「もしもし…？総悟？」

「もしもし、美紀？泣いてるんですかィ？どうしたんでィ。」

貴方になら全てを言える。

「実は…春雨の船内に私についての資料が…。それで怖くなって…。」

「らしくねーよ。美紀。良いですかィ？お前を春雨の神威とやらの所には行かせやしねぇ。死んでも誓いまさァ。あんたにゃこの俺がいやすぜ？心配ないでさァ…。」

胸に響く総悟の言葉。

「会いたい…会いたいよ。総悟…。」

泣きながら言ったけど伝わってる？

「会いたいのは俺も同じでさァ。また一緒に土方暗殺しやしょう？また一緒にデートに行きやしょう？…だから俺から離れないでくだせぇよ？…………美紀？」

総悟も涙を流していることが分かる。

「「愛してるよ。総悟/愛してまさァ。美紀」」

二人の愛は永遠に…。

だね(笑)

行かなきゃ…真選組に……。

『局長、まん選組の皆、一番隊副隊長・横倉美紀……暫く留守にします…。

後の事はお願いします。』

と書き置きを残し、まん選組を後にした。