腹筋フェチな前田さん。

梟谷 2 ページ22

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「ん。…？……しないの？」




木兎「っ！Aーーっ！！！」



ぎゅっ





う、わ…ちょっと待って…さっきはもうハグというよりタックルだったから何も感じなかったけど




何だこの大胸筋……！！



腹筋も割れてるの分かるし、何より…上腕二頭筋で包まれてる背中がやばい…！


ドキドキする…





「ご馳走様でした……」



木兎「！！A！鼻血！！」



赤葦「…ほんとですね、ティッシュどうぞ…！」



赤葦ってやっぱイケメン。いや、むしろ母ちゃん((



「ありがとう…」




ありがとう…筋肉の神様…

















･









･









･









･









ｼﾞｬｰｰｰｯ





ｼｬｶｼｬｶ



ｼｬｶｼｬｶ






うん。なんかもう文字でわかるよね。


腕筋肉痛なんだわ。



あ、あの後何とか鼻血は治まったからスポドリ作ってます。




ｼﾞｬｰｰｰｯ



「でっか……」




んで、隣には巨人族の黒メガネのっぽくんがいます。




月島「それ、やめて貰えませんか？」



あ、ここにもエスパーが。



月島「全部漏れてますけど…」



なんだと！？！？


って茶番は置いといて。




「ばれた？てかでかくない？何cm？何年生？名前は？」




月島「…………190cm、烏野1年の月島蛍です…」




めっちゃ呆れた目となんだコイツみたいな目で見られた。



「月島ね！私は青城3年マネの前田A。よろしく！」



月島「どうも」



んー。


素っ気ないというか



無表情というか



無気力というか。



とりま……







細マッチョいいね((










「190cmってこんなに高いんだね…」



首痛いわ。



月島「先輩チビですもんね。」



ん？




あれ？？草食系かと思ったら…生意気ボーイ！？




「はっ、あんたがでかいだけだわ！！」



月島「ですね」




こいつーー！！


腹立つーー！！




「ふんっ！もう私行くからっ！！」



これでも女子ではでかい方だっつーの！！





グイッ、




「うおっ、！？」





スポドリを持って行こうと振り返った途端、首根っこを掴まれた。





月島「……段差…」




あ…助けてくれた……？



優男かよ……




月島「はぁ…」




ため息をつかれたあと、黙ってスポドリのカゴを取り上げられた。




「えっ、…」



月島「早くしてください…」




「あ、……ありがと…」




この合宿、曲者は多いけど、全員いい人だな。



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