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5話 ページ6

sideA

柱という方々は私のような雑魚には見向きもしないのでしょうか。

活躍は聞くのになかなか会わないのです。

あ、炭治郎くんとは文通を始めました。

多忙な時間の少しの合間に文を書いてくれるんです。

本当に陽だまりのような方ですね。

文によると大変危険な討伐だったようで今は治療中とのこと。

お大事にという内容の文を書き、兄弟をよろしくと後につけて送ります。

大変危険な鬼狩りを人を守りながら戦う…

A『凄いですね…兄さんも玄弥も炭治郎くんも…』

人や世のために頑張る人は美しいです。

A『世のために私は死ななければならない…』

先生のお薬は炭治郎くんの協力のもと、完成が見えてきたみたいです。

私に人間に戻る権利はあるのでしょうか……


side炭治郎

微かな鬼とAさんの香り。

とても丁寧な文はAさんの人柄だと思う。


廊下ですれ違った、あの人!

炭治郎「やあ!久しぶり!」

本当に姉弟なのかと思う程に威圧が凄い…!

無視された…

炭治郎「お姉さんが悲しむぞ!」

胸ぐら掴まれた。

玄弥「テメェに何がわかる。」

懐にあったAさんの手紙の差出人を見せる。

玄弥「…ぁ、あ…姉ちゃん…!姉ちゃんの字だ…姉ちゃん生きてた…」

ポロポロの大粒の涙を流しては手紙を大事に抱きしめる。


数日後、不死川から手紙を受け取った。

玄弥「姉貴の所に出したい。」

炭治郎「じゃあ、俺と一緒に出すから預かるよ。」

手紙を出したらAさんから凄い早さで返信がきた。

【弟と仲良くしてくれてありがとう。彼は少し不器用だけど優しい人です。私を責める事無く兄について、自分についてを私に報告してきました。彼にまだ鬼だと打ち明けてはおりませんが、いずれ腹を括る覚悟をしなければと思います。】


あの人は、優しい匂い。

手紙にも俺が生存を伝えた事を責めるような匂いはなかった。

ただただ優しい匂いしかしなかった。



side玄弥

姉ちゃん生きてた!

ずっと探している兄貴に報告しなきゃ!

玄弥「兄貴!」

実弥「俺に愚図な弟なんざ居ねェよォ」

俺が兄貴に「人殺し」なんて言ったから…

追い出された……

諦めてたまるもんか!

玄弥「兄貴!!!!!!姉貴生きてた!!!!今!!俺!!姉貴に手紙書いた!そしたら返事きた!!姉貴今は1人で暮らしてるって!!ずっと会いに行かなくてごめんね。って!!」

その手紙を門に挟んで蝶屋敷に戻る。


兄貴はその後1人で手紙を読んで泣いてた事は誰も知らない。

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作者名:ペテン師 | 作成日時:2019年11月20日 4時

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