【原神】八神目〜璃月編〜 (ページ5)

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そしてそれぞれ「岩神から手がかりを得られるように…」と『世界の未来が明るいこと』を祈願した

次の高炉では明るい女性がお願い事をしていた

どうやらパイモンの言っていたことは本当のようで、この「迎仙儀式」の日に願い事をすると、帝君と仙人たちの加護を得られるようだ

女性は気前よく、すぐに香炉を譲ってくれた

そしてまた「妹が早く見つかりますように…」と『岩神や他の七神に怒られませんように…』を願い、その場を後にした

願い事をすると高炉がじんわりと岩元素色に染まる

ﾊﾟｲﾓﾝ「願い事もしたし、あとはここで儀式が始まるのを待つか。
　うーん……「凝光様」の準備は、あとどれくらいで必要なんだろうな？」

『大切な儀式ですから、仕方ないですよ。
　気長に待ちましょう？』

ユリスが笑顔で励ますが、パイモンは頭をかいて「うーん」と唸っていた

そして空とパイモン、ユリスは「迎仙儀式」の始まりを迎えた

ﾊﾟｲﾓﾝ「わあ、人がたくさんいるぞ……」

たくさんの人だかりで、前がよく見えない

空とユリスも一生懸命背伸びをして、体を左右に振るが見えない

ﾊﾟｲﾓﾝ「もう少し前に行こう！後ろにいたら何も見えないぞ」

パイモンは人々の頭上を飛んでいった

空とユリスも人をかき分けて前へ進む

パイモンは初めての迎仙儀式にとてもワクワクしており楽しそうだった

そして太陽が真南に達した時凝光は眩しそうに手を翳しながら空を見上げた

空は雲ひとつない快晴…凝光はそれを確認し終わり、一歩前に出て一言言う

凝光「時は満ちた」

側に控えていた女官が頭を下げて後ろに下がる

すると凝光は岩元素を使って、自身の周りに特別な石を纏わせる

そして後ろを振り返り、中央にある大きな香炉へ飛ばす

香炉の周りを石がクルクルと周り、凝光が指二本を顔の前に立てると、その石はさらに回る速度を上げ、香炉は強い岩元素を空へ放った

今まで快晴だった空だったが、その光の周りに雲が現れた

雲を突き破る勢いで光は空へと放たれていた

空もパイモンもその光景に圧巻される

しかし、光に纏っていた雲は次第に黒くなった

そして少し風が吹き荒れる

いつもと違う様子に、凝光も少しだけ焦りを見せていた