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フードの中でユリスは冷や汗をかいて一生懸命言い訳を考える
どうしましょう……ファデュイの執行官にバレるわけには……！！
女皇に知らされてしまえば……
ﾀﾙﾀﾘﾔ「？」
ユリスが一生懸命葛藤しているのをタルタリヤは不思議そうに眺める
そして思いつかなかったのでユリスは強引な言い訳を通そうとする
『仙人に……！仙人の方々に帝君について教えてもらったのです！』
ﾀﾙﾀﾘﾔ「へえ……」
チラッとタルタリヤの方を、
ユリスは冷や汗をダラダラと流す
けれどタルタリヤは「まあいっか」とカラッと笑った
良かった……
ユリスは安堵のひと息をつく
タルタリヤは腕を組む
ﾀﾙﾀﾘﾔ「———仙人には、璃月を管理する七星に問題があったら、それを非難する
資格がある。
岩神の魂が天に召されたとして、その亡骸をなぜ七星が隠そうとする？
どう考えても疑わしい……」
空「こっちにとってはかなり迷惑」
空がそう言った時パイモンはハッとする
ﾊﾟｲﾓﾝ「あっ、そうだよ！オイラたちはあの神に会いに来たんだった！
もし璃月七星が「仙祖の亡骸」を隠してて、誰も近づけさせないなら……
空が七神を訪ねるっていう目標が叶わなくなる！」
そうだった……！
妹さんを探す手掛かり！
ﾀﾙﾀﾘﾔ「ん？七神を訪ねる？それはまたどうして？」
空「そっちとは関係がない」
首を傾げたタルタリヤに空は冷たく断る
するとタルタリヤはクスッと笑った
ﾀﾙﾀﾘﾔ「ふふっ……いい答えだね。いとも簡単に「ファデュイ」に騙されるような
騎士では、いい騎士とは呼べない、そうだろう？」
まったく……この人は油断も隙もない！
ﾀﾙﾀﾘﾔ「でも……今回に限っては君を助けることができるよ」
ﾊﾟｲﾓﾝ「えっ？本当か？」
嬉しそうに顔を明るくする
ﾀﾙﾀﾘﾔ「少し時間が欲しい。
人探しする時間がね……この行き詰まった状況を打破してくれる人を、
見つけてくるから」
タルタリヤは不適な笑みを浮かべる
ﾀﾙﾀﾘﾔ「ああ……面白い。この布局の段階で平静を保っていられるほど、最終的に
訪れる混乱は激しくなる……この目で決壊する暗流を見るために、俺と
再会するまでどうか生きていてくれよ」
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作者名：ゆっきーぷ | 作成日時：2023年3月25日 23時
