【原神】八神目〜璃月編〜 (ページ21)

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『好物かどうかは分からないですけど……
　璃月の人がよくお供物をしている物なら覚えていますよ』

ユリスがそう言うと、パイモンは手を叩きながら嬉しそうにした

ﾊﾟｲﾓﾝ「おお！なんだなんだ？」

『えっと、それは———』

近くの料理できる場所を探して、それぞれ「松茸の肉巻き」と「真珠翡翠白玉湯(しんじゅひすいしらたまスープ)」、そして「モラミート」を作った

それぞれの料理を作り終え、もう一度石テーブルのところへ戻り作った料理を机に並べる

すると奥の岩山の岩が光った

行ってみると、中に入れるようになっている

そして留雲借風真君の仙境、「留雲借風洞天」へ入る

中は古風な雰囲気で、浮島がたくさんあり、入って目の前にある浮島へ蔦で繋がれた石橋で渡る

すると声が聞こえた

留雲借風真君「ああ……「禁忌滅却の札」の匂いがする」

姿はないのに、少しうっとりしたような声が聞こえる

留雲借風真君「君達、何しにここへ来たかは知らないが、その敬虔な心に免じて
　機会を与えよう！
　妾に会いたくば、妾が仕掛けた洞窟を通ってくるがよい」

そして留雲探しの長い冒険が始まった

浮島を渡り歩き、そこにあるギミックや敵をどんどん倒す

金の橋は左右に動かせるもので、次の場所へ行くには一度戻って反対方向に動かしたり、石碑のギミックを解いたり、風域を使って上に移動したり……と、とても大変だった

そして最後に大きな石門を潜り抜けると、青の鮮やかな色の体をした鶴が二人を見下ろしていた

留雲借風真君「妾の仙境を通過するとは、大した者だ」

大きく綺麗な翼を広げて、目の前に降り立つ

留雲借風真君「妾は留雲借風真君。君達、何しにここへ来た」

空「この仙境は仙人が作ったの？」

空が問うと、呆れたように言った

留雲借風真君「当たり前だ。仙境だけでなく、あの仕掛けも妾が作ったものだ。
　妾の「仕掛けの術」は、たとえ「帰終」や岩王帝君であろうとも称賛する」

ﾊﾟｲﾓﾝ「こんな大きな仙境に、一人で住んでるのか？しかも、大量の仕掛け付きで……」

パイモンは辺りをキョロキョロしながら言った

そして辺りを見渡した後、パイモンは一人で悶々と考える

ﾊﾟｲﾓﾝ「まさか「仕掛けの術」を研究するため、一人でこんなところに？」