【原神】八神目〜璃月編〜 (ページ18)

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『私はその時の記憶がありません。
　なので、そちらで呼ばれると返事がしにくいのです』

理水畳山真君「そうか、人間ではユリス……と言ったか？」

『はい』

ユリスはすぐに笑顔になって、仙人とも打ち解ける

その隙に、空は「禁忌滅却の札」と、削月築陽真君の言伝を伝える

空「削月築陽真君に言われて……」

理水は少し驚いたように言う

理水畳山真君「削月築陽真君が……人間に言付けを頼んだ、だと？
　ほう？これは「禁忌滅却の札」か？まだ世に残っていたとは」

この「禁忌滅却の札」と呼ばれる神札は、帝君が作って人間に授けた

これは元々数が少ないらしく、千年を経た今ではもうほとんど存在しないものらしい……

理水畳山真君「まずは詳しい事情を聞かせてみよ、後々その事実を確認させて
　もらう。
　璃月港は手が届かぬ場所ではない、戯言(きょげん)は通じぬからな」

空は璃月港であったことを詳しく説明した……

理水畳山真君「帝君が……暗殺された、だと？
　しかも、「迎仙儀式」の最中に？！」

理水は驚きを隠せずにいた

そしてあらゆる考えを張り巡らせる

理水畳山真君「璃月の……いや、この世界の誰がそのようなことを！
　待て……帝君を暗殺できる者など、この世にそういるだろうか？」

理水は雄叫びをあげた後、少し落ち着いて話を続けるが、まだ信じていられないようで、何もない空中を見つめながら話す

理水畳山真君「我らは帝君の律令に従い、璃月を守っている。人間界の繁栄に
　より、我々は山野に住むようになった。
　これは人間を思ってのことであったのに。
　だが今……帝君は……帝君は……ああ……」

理水は哀愁を漂わせながら、空を見上げて嘆く

理水畳山真君「旅人よ、話は分かった。削月築陽真君が招へいした理由も
　分かった。
　この山の雑事を処理したら、ほかの仙人たちに会いに行こう」

空「そう言えば、ここの琥珀って……」