【原神】八神目〜璃月編〜 (ページ11)

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モラクス様はお優しい方だったし、情が沸いてしまった……とか？

でも、襲ってきた相手には容赦しないような気がするし……

ユリスは不思議そうな顔をしながら悶々と考えている

ﾀﾙﾀﾘﾔ「こんな雑な対応、七星らしくない。おそらく……」

空「真犯人を隠すため？」

ﾀﾙﾀﾘﾔ「もしくは……別の何かを隠すためかもしれない。
　詳細は俺にも分からない」

璃月七星は何か情報を掴んでいる、っていうことなのかな……

確かにこの行動の意味がわからなさすぎる………！

ユリスは難しい顔をして、めちゃくちゃ悩んでいる

そして終いにはプシューと頭から湯気が出た

ﾀﾙﾀﾘﾔ「今、北国銀行が千岩軍の調査を遅らせてはいるが、それもずっとは
　続かない。それに仙人には関係がないからね」

『え？』

関係が、ない……？

それは、絶雲の間にいて璃月港の出来事とは隔離されているから……ってことですか？

ﾀﾙﾀﾘﾔ「璃月は、岩神と仙人たちが共に作った地だ———もちろん、武力で」

『はい……』

2000年ほど前でしたっけ……モラクス様が国を造ったという情報が上に届き、私もその時にどんな国なのか見たい好奇心に駆られたのを今でも覚えています

神様方はあまり興味を示さなかったけれど……

ﾀﾙﾀﾘﾔ「仙人のもとへ行くといい。七星の使者より早く、ねじ曲げられていない
　真実を彼らに伝えるんだ。
　今、この璃月で君たちを助けてくれる人物は……他ならぬ、絶雲の間の
　「三眼五顕仙人(さんがんごけんせんにん)」たちだけだよ」

空とユリスは頷いてから、タルタリヤからもらった「禁忌滅却の札」を握りしめ、絶雲の間がある帰離原の方へと向かった