松野家定例会議3 ページ42
｢そういえばお前ら、ちょうど同じ時期にソワソワし始めてたよな〜｣
｢カラ松兄さんはあのクソダサい…パーフェクトファッションだっけ？を毎日着て出かけてたよね。
一松兄さんも外に出る頻度増えてた。｣
｢今思えばあれはAちゃんの影響だったんだ。あ〜！僕ももうちょっと早めに知り合えてたらな〜！｣
"絶対おれの方が最初だし"と目で主張する一松。
…だがな一松。
｢オレはハニーの方から声をかけられたんだ。
あれはハニーと運命の出会いを果たすに相応しい、世界が光輝く日だっ……！うっ、い、一松！｣
｢ああ"！？だから何だよ○すぞクソ松！！｣
胸ぐらを捕まれグワングワンと視界が揺らぐ。
このパターンは珍しくないことだが、心なしか今日はいつもよりキツい。
そんなにダメージがデカかったのか？
だがオレとハニーが知り合いだったことは一松も知ってたはず。
何故今になってそんなにムキになるのか…？
｢……嫉妬か？｣
｢……！｣
オレの言葉を機に、あれだけ揺らしていた一松の手はピタリと止んだ。
……図星か。
一松に嫉妬心を抱かせる程好きな人ができたことに兄として嬉しく思う……と同時に心のどこかでほくそ笑んでる自分がいた。
｢……ケッ｣
｢…あ！一松兄さん待ってー！｣
静かに部屋を出ていく一松に今まで静観していた十四松が追いかけていった。
｢あらら。一松兄さん、暫く荒れるかもね〜。
にしてもカラ松兄さんも大人げないよね。何も、挑発することないのに。
クッソムカつくから｣
｢確かにね。僕もあの言い方は良くなかったと思うよ。
クッッソムカつくから｣
｢そ、そうか…｣
弟達のブーイングで頭が冷静になる。
…オレも…一松に嫉妬していたのか。
ハニーのことを知りたい
ブラザー達も知らないようなことを。
独占したい。
特別になりたい。
こう思うのは、既にオレの中でハニーは特別な存在になっているからだろう。
ブラザー達がデートの話をする度募っていたこの焦燥。
だが、明日は遂にオレの番。
ずっと願っていたハニーを独占できる日。
｢フッ…そろそろ男を磨いてくるとするか｣
ブックオフで三国志を全巻読破…！
男の生き様を学び、よりパーフェクトなオレにレベルアップ！
｢レッツ！ビカムベストカラ松！｣
＿＿
｢…騒がしい人だねほんと｣
｢…あ、そういえば午後は雨じゃなかったっけ？傘いるって言った方がいいかな｣
｢まぁいいんじゃねぇの〜？バカは風邪ひかないって言うし｣
｢それもそうか｣
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milk - 本当に面白い！！この作品は完結がもの凄く気になります…！！続き待ってます！！ (2022年8月26日 22時) (
レス) @page47 id: 1d931b58b6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 続き待ってます (2022年8月18日 17時) (レス) @page47 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
一樺(プロフ) - 続き凄く見たいです…もう更新されないんですかね？？ (2020年11月28日 16時) (レス) id: e734b1c435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫(プロフ) - 続き見たい早く気になる (2020年11月14日 16時) (レス) id: 7ce7f2c2ab (このIDを非表示/違反報告)
Nori(プロフ) - なり金さん» 再びコメントありがとうございます(*´ `)小鳥が飛び立ったシーンでしょうか？差し支えなければ教えてください…笑カラ松パートでの課題はカラ松語なんですよね。未だに分からない笑 (2020年6月23日 16時) (レス) id: f050346503 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nori | 作成日時：2020年3月10日 17時
