153. ふたりの距離 ページ18
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その感触に、一気に体中をゾクゾクと駆け抜ける快感に期待がよぎったのも束の間、
私の首筋を軽く食んだままの状態で、
「しないよ(笑)」
って言った潤くんは、
「今日は、Aちゃんを抱っこして寝るだけにする。」
そう言って、私を抱きしめたまま、身体をごろんとベッドに横たえた。
「･･･え？」
肩透かしをくらった気分になった私が、思わずそんな声を上げると、
「残念だった？(笑)」
そう言って、クスリと笑った潤くんに、私は、
「･･･残念だった。」
素直にそう答えた。
すると、ちょっと意外そうな顔で私を見た潤くんは、
「今夜は･･･別の方法で心を気持ちよくさせてあげるから。」
って言って、チュウっと私にキスをして、
「今夜はね･･･俺がどんだけAちゃんのことを愛してるのか･･･って、それを伝えようと思う。」
少しはにかんだような、天使みたいな微笑を見せた。
その笑顔に、胸がトクンと音を立てる。
そのままじっと見つめていると、
「そんなに見んなよ(苦笑)」
って、さらに恥ずかしそうな顔をして、視線をフイッと逸らした。
それから･･･
「そういうわけだから･･･寝る支度して、ここに集合ね？」
って言ってベッドから降りたけど、後ろから見ても耳が赤くなっていて、そんな潤くんが愛おしくってたまらない。
「潤くん･･･大好き。」
思わずそう言った私を振り返った潤くんは、
「それ、俺の台詞だから(笑)」
にっこり笑って私を指差してそう言うと、ドライヤーを持って、寝室を出て行った。
そんな潤くんの後を追うように、ベッドを降りて洗面所に向かうと、潤くんが歯磨きをしてたから、隣に並んで一緒に歯磨きをする。
「ほういへは、いっひょひはひはひふふほ･･･」
「何言ってるかわかんねーよ(笑)」
「わはっへほ！(笑)」
そんなちょっとしたやりとりですら、新鮮に感じる。
それから、うがいをしてちゃんと喋れるようになった私が、
「そういえば、一緒に歯磨きするの、初めてだね･･･って、言ったの！(笑)」
って、さっきの意味不明な言葉を翻訳すると、
「･･･そういえば、そうだね。」
何かを考えるように視線を上げた潤くんは、
「･･･でも、これからは同棲することだし･･･もっとふたりの距離、近付けてもいいんだよね？」
って言って、嬉しそうに私のおでこに自分のおでこをコツンと当てた。
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ゆん*(プロフ) - えこさん» お待たせいたしましたー！スッキリしていただけて、よかったです♪まだまだカッコいいJを書きたいと思いますので、どうぞお楽しみに☆ (2014年10月13日 23時) (
レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - チェリーさん» お待たせいたしましたー！翔担さんをドキドキさせることができて、嬉しい限りです♪第5章もよろしくお願いします！ (2014年10月13日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - まゆうさん» お待たせいたしましたー！本当に付き合ってるのはバレてませんが、会社の敷地内で、ドッキドキでした（笑）続きもどうぞお楽しみに☆ (2014年10月13日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - アキさん» こちらも久々の更新です！言ってほしいセリフがたくさんとのことで、とっても嬉しいです♪続きもどうぞお楽しみに♪ (2014年10月13日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん*(プロフ) - アイさん» お待たせいたしましたー！Sも完結し、残りはJに集中します♪抱き寄せられたらキュンときちゃいますよねー！ふふ。続きもどうぞ、お楽しみに☆ (2014年10月13日 23時) (レス) id: ef176538c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆん*
| 作成日時：2014年7月9日 21時
