5話 ページ7
「それは出来ませんよ。」
隣から声がした。見れば、横で寝ていた。
「僕達はAが生きたいと思う様に、慈悲の心を持って救わなければなりません!!」
『もう良いんだよ……
お前らは本当に何もんなんだ……』
もしも、ここが死後の世界だと言うならば勘弁して欲しい。
「僕達は、鏡でAを見守ってきたお兄ちゃんです!」
眼鏡の男がドヤ顔で発言した。
『はぁ……さようですか』
意味がわからなかった。
鏡って、鏡? お兄ちゃん??
「ジェイド〜、アズール〜、飯持ってきたよ〜A起きた〜??」
その時、形見の姿見から、目の前の男そっくりの男がヌルりと出てきた。
『はぁ??鏡から人が……』
小さなテーブルに次々料理が置かれていく。
「ご飯を食べならがゆっくりお話しましょう」
と眼鏡の男に言われて、混乱している俺は頷くしか出来なかった。
────────────────
『まとめると、アズールさん方は魔法の世界の住人で?祖母の鏡と遂になっている鏡で俺の事を幼少期から見てきた高校生??』
「まぁ、そんな感じですね。」
「そうそう、だからオレ達からしたらAは少し前まで稚魚ちゃんの可愛い〜弟みたいな〜?」
フロイドと名乗った、ジェイドさん(は俺の邪魔をして来た青年)と双子の青年が、理解出来て偉いねーと頭を撫でてくる。
『信じる要素がない』
はいそうですかと、信じれる話では無かった。魔法??巫山戯ているのか?
「じゃあー、コレ見ても?」
フロイドさんが、ファセットカットで加工された大きな水晶に見える高そうな石が装飾されたペンを持ち 中をなぞるかのように振った。
途端、コップに入っている水が中に浮いた。
それが、中に集まり円になる。次には魚の形になり 部屋の中を泳ぐように飛び回った後、今度は鳥の形になりコップに戻っていく。
『ぅゎ』
「種も仕掛けもございませんよ」
目の前の出来事を目撃した俺は、言葉が漏れた。それを見ていたジェイドさんがニッコリ微笑んでいた
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そぅ - 画力、分けて( ゚д゚)ホスィ… (2020年9月14日 21時) (レス) id: 9f170fb38f (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 微笑ましい…。見ていて、癒されました!!これからも楽しく読ませていただきます!! (2020年8月16日 18時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - ゆきなさん» なめこです、分かりにくくてすみません。 文はのんびり書いております。優しい言葉ありがとうございます (2020年8月10日 21時) (レス) id: 8afb678107 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - キ○ピ○かな?wフロイド推しです!これからも無理せずに頑張ってください! (2020年8月10日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - シャドウさん» ありがとうございます!フロイドはやっぱり幼いこと組み合わせても同い年感覚が有りそうでこうなりました。 オクタっていいですよね (2020年7月31日 10時) (レス) id: 2990125dab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:突然変異体 | 作成日時:2020年7月14日 23時