10話 ページ12
「A起きてください」
ジェイドの呼び掛けで、目を覚ます。
俺が起きたのを確認すればジェイドは玄関の方に離れていった。
視界に入ったのは魔法でも使ったかのように見違える程、スッキリした我が家だった。
こんな片付いた部屋を見たのは引っ越してきた時、以来だ。
思入れは無いが、物がほぼ無い部屋は何処か寂しく感じた。
『凄いな……これも魔法か？』
「えぇ、僕達にかかれば少しの時間で行います！」
アズールが自慢げに答えた。よく見れば少し埃で汚れていたので払ってあげた。
「あっ、ありがとうございます。
ﾝﾝ、後は出ていくだけなので、解約などの手続きをお願いしたいのですが分かりますか？」
と 言われた。
『それなら、下の大家さんに言えば良い』
答えれば、分かりましたとジェイドが離れ 他の2人に呼び掛けていた。 外の日を見れば、まだ昼頃だった。
────────
『お世話になりました。』
良いのよ、それよりもよく頑張ったわね。元気にね。
と、高齢の大家さんが何処か泣きそうに答えた。
まだ、ここでの生活がなれなかった時、良くお世話になった大家さんは、食べなさいと、丸々と大きな西瓜をくれた。
もう一度、 頭を下げ。静かに待っている3人の元に向かう。その時、何故か鼻がﾂﾝとし涙が溢れた。
それを、ジェイドがおやおやと笑いながら拭き取ってくれた。
纏まった荷物は、大きな鞄が2つと 丁寧に包装された鏡だけだった。
「ねーねー、アズール達 Aのおばぁちゃん家何処にあるかわからねぇーのにどうやって行くの？」
フロイドの急な発言で俺含めアズールとジェイドは、固まった。
知らなかったの？
『いいよ、俺が案内するから。行くんだろ？』
その言葉に
「「「はい」」」
と元気な3人の声が響いた。
移動手段には電車を使った。意外な事に魔法の世界でも電車に似ているものが有るらしく難なく乗り降り出来ている姿を見て驚いた。
1時間ほど乗り降りしてれば、最寄りの駅に到着する。駅を出れば降りれば風に乗って懐かしい潮の香りがした。
徒歩で祖母の家に向かう。
ふと、
あぁよく祖母に引きつられて通ったスーパーに行って食品を買わなければと思った。
俺が生きる為の、行動と取ろう思ったのは随分久しぶりだった。
『後で、スーパーに行こうと思うんだ。』
「オレも行くー！」
元気にフロイドが答えたので、2人で行こうと思う。
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そぅ - 画力、分けて( ﾟдﾟ)ﾎｽｨ… (2020年9月14日 21時) (
レス) id: 9f170fb38f (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 微笑ましい…。見ていて、癒されました!!これからも楽しく読ませていただきます!! (2020年8月16日 18時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - ゆきなさん» なめこです、分かりにくくてすみません。 文はのんびり書いております。優しい言葉ありがとうございます (2020年8月10日 21時) (レス) id: 8afb678107 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - キ○ピ○かな？wフロイド推しです！これからも無理せずに頑張ってください！ (2020年8月10日 21時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
突然変異体(プロフ) - シャドウさん» ありがとうございます！フロイドはやっぱり幼いこと組み合わせても同い年感覚が有りそうでこうなりました。 オクタっていいですよね (2020年7月31日 10時) (レス) id: 2990125dab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：突然変異体 | 作成日時：2020年7月14日 23時
