□２１． ページ22
side change.
『…遅すぎる』
ぽつりと独り言を零した私は、カレーの皿を片付けるとため息を吐いた。
そんな私の声が聞こえたのか、園子も「ったく、どこのトイレに言ってんだか」と呆れたように呟いた。
「ホント、どこ行ってるんだろう」
「ま、次の宝探しゲームまでには戻ってくるわよ」
「…そうね」
園子と蘭の会話に、私も頷いた……けど、
…あいつ、戻ってくるかなぁ、ちゃんと。
·
「あーーっ！！コナンくん見っけ！」
宝探しゲームが始まる直前。
曲がり角のところを真剣な顔付きで駆けてきたコナンくんは、私たちを見るなりやばいとでも言いたげな表情に変わった。
「もう、どこ行ってたんですか！宝探しゲーム始まっちゃいますよ！」
「あ、あぁ…」
ジト目で困ったように答えたコナンくんに、私はしゃがんで話しかける。
『んで、なんかあったんでしょ？』
「…まぁな」
もちろんこうなるとコナンくんは逃げ出せない。
宝探しゲームが入ったらどうせ抜け出して操作の方に行くだろうから。
『後で私にも教えてね』
·
食欲に向かう道。
前を歩く蘭や園子、子供たちから少し離れたところを歩いていた私はコナンくんが居なかった時間にあったことを聞いた。
左腕の事件の話、藤井さんの話、…スパイXの話。
『じゃあ、スパイって…』
「コナンくん！Aお姉さん！！」
ダラダラと歩いているうちに到着した食堂。
私たち以外の乗客の人はもう既に集まっていて、私とコナンくんが最後だったようだった。
「宝探しゲームは、この食堂と全部甲板に5種類ずつ隠してあります。ぜひ全て集めてくださいね！」
説明と共に始まった宝探しゲーム。
乗客の人たちは一斉に机や椅子の裏などを探し始めた。
「ちょっと、なにぼーっとしてんのよ！」
『あ、あは…ちょっと暑くて…』
端っこで考えごとしてるコナンくんが気になってたなんて言えない…。
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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