不純恋愛【呪術廻戦】

第弐話 ページ2

朝ご飯を作るのも上手な先生




28歳なのに、もう三十路なのに結婚しないのか、この人は

本気を出せば直ぐに出来そうなもの








「なに、ぼーっとして」



「いや、先生、いつ結婚すんのかなって」


水色の綺麗すぎる目に見つめられて、嘘をつく気にもなれなかった



「…んー、そうだね…まあ、僕は別にAがいれば結婚とかどうでもいいんだけどね」





口の中ではじけたミニトマトがいつもなら酸っぱくて仕方ないのに、今日は少し甘く感じた



「先生ってほんとにお馬鹿だね」



「これでも最強なんだけど」



素直に嬉しかった


私には勿体ない言葉で、勿体ない人だけど、今は、幸せでもいいじゃないか






制服を着て、いつもの格好をした先生に学校まで送って貰う



お姫様抱っこという朝から心臓に悪い送迎だ







「今日も制服似合ってる…じゃ、先生は仕事あるから、なんかあったら呼んで」









今日は恵もいないらしく、鍛錬は2年生に混ざらせていただく





「しゃけ」




この言葉…この声…




棘くんだ




「しゃけしゃけ」




しゃけって、肯定、だったよな、



「おはよう」




なんだか今日は機嫌が良さそう


「お、A」

真希先輩だ


「A〜」




パンダ先輩…今日もふわふわだぁ





「おはようございます」




「おはよう」

「おはよぉ」





ここの2年生方は優しくてかっこいい


私も、呪術師としての力を磨かなきゃ






先生に追いつかなくては

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