13 憧れの、先輩と、、 ページ14
『顔よーし、髪よーし、洋服、、多分よーし!うん、完璧!』
いつもより大人っぽく決めて、気分はすっかり恋する乙女
(我ながらいい出来だな)
自分のメイク技術に惚れ惚れしていると、出発時間ギリギリになっていることに気がついた。
『いってきまーす!夜ご飯いらないから!』
急いで家を飛び出る。
本当はランチを一緒に食べるはずだったのだが、先輩がどうしても予定があるらしく夜ごはんを一緒に食べようという話になった。
駅前に着くともう先輩はもう先に着いていた。
『ごめんなさい!遅れました!』
「大丈夫。俺が早く来ちゃっただけだからさ、Aちゃん行きたい場所とかある?」
『特に!』
「じゃあ、俺が決めちゃうね。先にショッピングでもしてからご飯行こうか」
先輩のエスコートは完璧で、似合うアクセサリーや洋服を選んでくれて女子の私でもびっくりするほど歩き回って、日が暮れた頃にはすっかりヘトヘトになっていた。
「遅くなっちゃったね。今からご飯で門限大丈夫?今日俺バイクで来てるから帰りは送れるけど」
たしかに危うい時間だった。でも、少しくらいならという気持ちと、先輩ともっといたいという気持ちで
『全然大丈夫です!』
と、少し嘘をついた。
「りょーかい。なんか歩き疲れちゃったね。あそこに見えるお店でいいんじゃない?」
そう言って先輩が指を注したのは居酒屋
『わ、私未成年ですよ?』
「大丈夫、大丈夫。Aちゃん大人っぽいし」
女子は大人っぽいなどの単語に弱いもので、
『じゃあ、行きましょう!』
と、簡単に了承していた。
「いっらっしゃいませー何名様ですか」
「2人で」
「2名様ですね!こちらにどうぞー!」
年齢確認されないかな、入れてもらえないんじゃないかなんてものはいらない心配だったようで、意外とすんなり入ることができた。
「Aちゃん何飲む?俺はビールだけど、Aちゃんはジュースね」
「じゃあ、私オレンジジュースで!」
しっかりとジュースを勧めてくれる先輩にますます好感を覚える。
食べ物も頼んで、先輩もお酒が進みいつも聞けない話で盛り上がる。最近振られて寂しいとか、彼女がほしいとか、、色々話していると、トイレに行きたいことに気付く。
『ごめんなさい!お手洗い行ってきます!』
「りょーかい行ってらっしゃい。」
先輩の上った口角を背にして席から離れた。
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夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございます!引き続きよろしくお願いいたします! (2021年12月10日 2時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 待ってました!最高です( ; ; )1回読んで、また同じところ何回も読んでます。更新頑張ってください!応援してます。 (2021年12月10日 0時) (レス) @page40 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - あーちゃんさん» ありがとうございますㅜㅜとてもうれしいです!!明日は投稿するので、そちらも楽しんでもらえたら幸いです!ほんとうにありがとうございます!! (2021年12月5日 1時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - 毎日めっちゃ楽しみで、マイキーの夢小説のなかで一番胸きゅんで大好きです!普段の何気ない生活にこんなワクワクさせてくれるお話は初めてです。引き続き更新楽しみに待ってます(*^_^*) (2021年12月5日 0時) (レス) @page35 id: bc1eb98a2f (このIDを非表示/違反報告)
夜雨(プロフ) - はなさん» 外したつもりが着いていました、、コメントほんとにありがとうございます( ;; ) (2021年11月16日 18時) (レス) id: c5510bc437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜雨 | 作成日時:2021年11月13日 20時