A sad life→→→24 ページ37
『よっしゃ、裏メニュー頼んだろ』
「正気か…」
私の後ろで白目を剥き気味な遠崎は、椅子に座って溜息を吐いた。
可愛いお顔が台無「黙れ」なんでわかったの。←
「顔に出てるよ、ほーら」
そう言って遠崎は私の頬を突っつく。
あ、あぶらがあ…()
『裏メニューググるのがめんどくさかったからカフェラテにした』
「スタバに来た意味ある?」
『ある。いいか、スタバでクリームや甘いソースのかけられたとろっとろのラテを見ることにより、私の腹は満たされる。これが最高の至福だ』
「可愛そうな人みたいだからやめてくれる?」
いやだ、という返事のかわりにズオオオとカフェラテを吸った。三人ぐらい私の方を見てきた。
「ところでさ、最近どう、水城くんとは。」
『幼馴染って前から言ってるんですけど…。』
「えー歌い手カップルとかよくなーい?」
『傍らが炎上なうなんですが…』
因みに、遠崎は私が歌い手だということを知っている。彼女は歌い手は好きだが、媚びるタイプではないと知って打ち明けた。
「最近まふまふとも会ってるみたいだよね、そっちもどうよ」
ピクリ、と肩が跳ね上がるのが分かる。
何故だろうか、彼の名前を聞くと反応してしまう。
そんな私を訝しげに見る遠崎は、にやりと笑う。
「あ、もしかして、図星ー?」
『私アイツとは関わりたくないのに…変なの…。』
恐らく、まだ恋愛とかそういう感情は無い。
ただ、あるとしたら彼への恐怖心というか、トラウマを植え付けられているというか。
メンタルダイヤモンドの私にここまでさせるとは…重症だな……クッ
「一人で悶えんなよ」
『悶えてねえよ』
なぜか遠崎に目潰しさせられそうになったので、その指を頭で叩いたら鈍い音がしたのは気のせいだ。
今度は遠崎が悶えている。
『カフェラテ美味かったンゴ』
「日本語喋って」
『さようなら帰ります』
「私的にはンゴの部分を直して欲しかったんだけどうん。」
席を立つと、遠崎がふにゃりと笑って、「やっぱお前といると楽しいわ。」と言う。
私もそうだよ、なんて言えずに、『ありがとね』なんて言って背を向けた。
ツンデレかよ。←
自動ドアのガラスに映る彼女は、まだ手を振っていた。外に出て軽く手を上げれば、遠崎は嬉しそうに手をまた振り返した。
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ありすと。 - 最後になりますが、これを以て占ツクでの活動を終わります。皆様も私のように消したくても消せない、と言ったことが起こり得ますのでパスワードの管理などには十分にお気をつけください…!今までありがとうございました。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - 申し訳ありません、IDが異なっていました。同じ機種であればIDは同じだと思っていたのですが違うようで本人確認ができず申し訳ありません。本人確認が出来ないまま言われても信じられないかもしれませんが、私はこの作品を作ったありすと。本人です。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - こちらの作品の関連付けを忘れ、パスワードを忘れ編集が一切出来なくなってしまったために削除も出来ませんでした。こちらの方は把握の程お願い致します。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - こんにちは。機種変はしていないためIDは同じだと思いますので本人確認はIDでお願い致します。私は占ツク作者として活動を辞めるために他の作品を消しましたが、こちらの作品を残したのに意図はございません。(続きます) (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。(プロフ) - 解決策が見つからなかったので、続編を作りました!謝罪欄に理由なども書いてあるので、是非見ていただければと思います!→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gocub110217 (2017年11月10日 17時) (レス) id: 87dc78f495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありすと。 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年7月22日 20時