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A sad life→→→18 ページ30

『は、は』

昼休み中、食堂で素っ頓狂な声をあげた。
目の前で美味しそうにハンバーグを食べていた爽は、箸を止めて不審な目で私を見た。

「どした」
『いや、まふまふさんからDMの返信来たんだけどね。』

これ、とスマホを爽に差し出す。
そして、読み終わり、深くため息をついた。

「そらるさんと話すなんて…はあ。」
『違うの!! ほら、社交辞令ってヤツ?
まさか許可頂けるなんて思って無くて…』

くあー、と謎の奇声を発して机に伏せる。

『つらい。』
「自業自得乙〜」

ウザい声で爽に言われて、イラついて爽のハンバーグを横取りした。
絶望している爽に満面の笑みを見せ、口の中に放り込む。

スマホに指を滑らせて文字を打ち込み、『返信』のボタンを押す。
確か今日はもう講義はない筈だから、とっとと帰ってしまおう。

『帰ろ、爽。』
「俺の…俺のハンバーグ…。」

未だ私の後ろで萎えている爽を見て、少し意地悪したかな、と反省して、爽の服の襟を掴んで出口に引きずる。

「わ、ちょ、やめてよお!?」
『帰りスタバ奢るから怒んなって。』

不機嫌そうな爽にそう伝えれば、嬉しそうに顔を輝かせてブンブンと頭を縦に振った。

「許す」

そう言うと、私をチラチラみながらスタスタと足速に歩いて行った。

『スタバは逃げないよ』

クスリと笑い、また私も歩を合わせる。
前言撤回、やっぱり今日は遊んでいこう。







#_#_#_#_#_
※まふまふさん落ちです

A sad life→→→19→←A hard life→→→8*



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ありすと。 - 最後になりますが、これを以て占ツクでの活動を終わります。皆様も私のように消したくても消せない、と言ったことが起こり得ますのでパスワードの管理などには十分にお気をつけください…!今までありがとうございました。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - 申し訳ありません、IDが異なっていました。同じ機種であればIDは同じだと思っていたのですが違うようで本人確認ができず申し訳ありません。本人確認が出来ないまま言われても信じられないかもしれませんが、私はこの作品を作ったありすと。本人です。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - こちらの作品の関連付けを忘れ、パスワードを忘れ編集が一切出来なくなってしまったために削除も出来ませんでした。こちらの方は把握の程お願い致します。 (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。 - こんにちは。機種変はしていないためIDは同じだと思いますので本人確認はIDでお願い致します。私は占ツク作者として活動を辞めるために他の作品を消しましたが、こちらの作品を残したのに意図はございません。(続きます) (2020年2月11日 22時) (レス) id: d7b158b17b (このIDを非表示/違反報告)
ありすと。(プロフ) - 解決策が見つからなかったので、続編を作りました!謝罪欄に理由なども書いてあるので、是非見ていただければと思います!→http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gocub110217 (2017年11月10日 17時) (レス) id: 87dc78f495 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありすと。 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年7月22日 20時

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