【銀魂】攘夷四天王と“影”のお姫様３

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銀時「ん…」




「んあ…？」




　あれ？銀さん、いつの間にか寝ちゃってたんか
　考え事してたらコロッ、といっちまったわ



　ずっとナミのことしか考えてねぇけど…

　ナミの手、ずっと握ってたわ



　そういや新八たち…
　いない、か…




銀時「ナミ…まだ寝てんのかよ…目ぇ覚ませってんだい…」


『……』




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　あれ？


　ナミの吐息が聞こえない



　あれ？おかしい

　ナミの体温が冷たい…



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銀時「なっ…ナミ！？」



　おい…まさか…

　おいまさか…




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　＿＿＿死んだりなんかは…




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『ぁ…』




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銀時「ハッ…！」






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『こ、こは…』




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銀時「ナミ…！」



　ああ…神様…いぎでる！

　いるのかわからない神様…
　ナミをお助けいただきありがとうございます


　俺は思わずナミに抱き付いた



　こんな幸せなことってあるか
　こんな感動したことなんてあるか



　ちゃんといる…


　俺の女神様はちゃんとここにいる




銀時「ナミ…ッ！」


『銀さ…』



　俺の手を握り返すほどの気力さえないナミを
　俺は遠慮なく抱き締めて

　抱き締めて

　抱き締めた




　やがてナミはハッ、と目を覚まし




『ごめんなさい』


　と泣きながら俺に謝り続けた

　そんな顔するな
　お前さんはなんも悪くねぇんだよ




銀時「ナミ…！」



　


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　あ…

　俺、思わずナミにキスしちまった…




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