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事情聴取のために
Aは帰れなかった
天気予報通り雨が降り出し始めたとき
帰宅のお許しが出た
近藤「いやぁ、まさか、2度も助けられるとは、
本当に驚いた、だがありがとな、感謝する」
A「いやいや、巻き込まれただけで、、、」
沖田「巻き込まれただけにしちゃあ、
アンタ、犯人と
随分と仲良くなってるじゃないですかィ」
そこに沖田と土方も来る
土方「犯人が言ってたぞ
お前に会えてよかったって
ったく、何、仲良くなってんだよ」
沖田「あんた、とんだだらしですねィ」
いいことをしたはずなのに
言われるこの妙にむかつく言葉
きっとまだあのチーズを根に持ってるんだと
Aははぁ、とため息をつく
A「私、もう帰っていいですか?
夕飯作りたいです」
近藤「や、待ってくれ、
今回はこんな事態だからな
怪我はなかったとはいえお嬢さんは被害者だ
安全にうちに帰ってもらいたい」
そう引き留めた近藤のあとに
土方が続ける
土方「一応、保護者に連絡取っといたからな
あんた、万事屋にいたんだな」
A「え、、、、」
万事屋にいることもバレて
万事屋にいた銀時達にもバレる
その最悪な2連発に肩を落とす
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銀時「保護者でーす。」
それから間も無くして銀時が迎えにきた
銀時「いやいや、すみませんねぇ、
うちのAが世話になって」
土方「とんでもないですよお???
さっさと連れ帰ってもらえますかねえ??」
あった瞬間険悪なムードになる2人を見て
A「お世話になりました
さ、帰りましょ」
Aは、さっさと切り上げる
雨が降る中
2つの傘がぶつからないように少し離れて歩く
Aは小五郎の言葉を思い出して
またこみ上げるものがあった
銀時「泣いてんの?」
不意に銀時がAに聞く
銀時「お前の怒った顔も笑った顔も見飽きてんのに
そういや、、泣いた顔だけは見たことねえな」
A「泣いてない、
私は泣かないよ、泣かないって決めてるから
それに、泣きたい時ほど笑うんだよ」
銀時の言葉を否定するようにふっと笑う
銀時「そーかよ、」
銀時はどっかの誰かの言葉と重ねていた
銀時「どこでそんな言葉…」
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月28日 4時