柑橘の香

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『では！1週間後のすき焼きのために！


私は行ってきます！！』




朝、支度を済ませたあと、みんなに敬礼する




神「おっす！！！



A、待ってるアル！



卵かき混ぜて待ってるアル！」





新「いってらっしゃい、気をつけてくださいね」




銀「マヨネーズ野郎とは、喋んなよ！


マヨネーズになるぞ！」





1人だけ意味のわからない洗礼だけど





まぁ、いいや




私は手を振って万事屋をあとにする









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.







『うわあ、、、


なにこれ、でっか…』






大きな門、門番が2人




なんか、私入って大丈夫なのかな…




不安になる







『あ、あの、、



今日から手伝いに来ました橘と言います…』






ギロリと目を向けた門番は




「あぁ！ちょ、ちょっと待っててください！」





笑顔で対応してくれた






『よかった、、怖い人たちではないみたい』







しばらくして、


ゴリ、近藤さんが門に迎えに来てくれる




近「やぁ、A殿



来てくれてありがとう、本当に嬉しいよ



今日からよろしくね」




ゴリ、近藤さんは、私を連れて



敷地内を案内してくれた




『広い、ですね、、迷子になりそう…』




近「がはははは笑


大丈夫、そのうち慣れるさ


それで、問題の病人なんだが、、」





そういうと、ゴリ、近藤さんは



道場の引き戸を開ける





『え、、こんなに…？』



近「なんでも、新手のウイルスらしくてな


この通り、感染力がすごいのさ」



そこには、何十人もの人が横たわっていた






『が、がんばります、、


お願いします』






これは、すき焼きを死守できるかわかんないぞ…





私は引きつった顔でゴリ、近藤さんに笑いかける









近「ねえ、さっきからやめない？


ゴリラって言いたいの？言い間違えてるの？毎回？


それとも、俺の名前、ゴリ、近藤だと思われてる？」









『え？』

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