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お登勢さんと別れて
荷物を家に置いた私は
お店を手伝うまでの時間
街を歩くことにした
やっぱり、見れば見るほど
私の世界と似てるような似てないような
複雑な気持ちになる
『ほんとに、どこよ、ここ』
改めて歩くと、ここがどこだかわからなくなる
ただ、いまは帰る場所がはっきりしているから
不安な気持ちなんてないんだけど…、
ふと、前を見ると昨日の制服の人たちが歩いていた
あ、
『土方さん!!!』
土「あ??」
振り向いたのはタバコをふかした土方さん、、
と、
「誰ですかィ、」
栗色サラサラのイケメン青年
土「こいつは、昨日迷子だったのを保護したやつだ
テメェ、まだ帰ってなかったのか、」
『や、それがいろいろありまして
帰れないことが判明しまして
いま、万事屋に住んでます』
土「万事屋に、、?!
そりゃあ、、気の毒にな、、、」
『土方さん?
なんでそんな哀れんだ目で…、、』
「旦那はいつから動物園開いたんでしょうかねェ」
『あ、えっと、はじめまして…
この方は…?』
土「ああ、、こいつは沖田総悟
同じ真選組のな
んで、こいつは…、、っと、お前名前なんだ?」
『橘です。橘 Aと言います
沖田さん、よろしくお願いします』
沖「よろしく、
今は1番隊隊長なんざやってますが、
そのうち、、近いうち、、明日にでも
土方さん殺して副長になってやりまさァ」
『おっと、?
今さらっと土方さんを尊敬する言葉が聞こえました』
沖「そう聞こえたんなら本望でさァ」
『こんな、素敵な部下がいて土方さん
幸せ者ですね、』
沖「Aとやら、、わかってますねィ」
土「どこが!?どこらへんが?
尊敬のその字も見えなかったよね?」
沖「まったく、冗談が通じねェたァ
これだから、土方さんはいけねぇや」
『冗談の一言や二言交わせる男じゃないと
モテないですよ、うふふ』
土「なんなの、こいつら
むかつくんですけど、斬っていい?
死んでもらっていい?」
『やだあ、物騒な人たち…、、
、、ところで、さっき言ってた
真選組って、なんですか?』
土・沖「「は?」」
『や、そういうのちょっと疎くて』
土「疎いとかの問題じゃねえだろ
……はあ、
真選組ってのはな、おまわりさんだよ
日本のお巡りさん」
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月8日 16時