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黒幕の欺き ページ17

?「そうだったんですね!
あ、私は毛利蘭です!」

『蘭さん。良い名前だ。
これからよろしくね。』

蘭「はい!」

『あ、この仮面についてはノータッチでお願い。』

蘭「え?わ、分かりました。」


僕がノータッチで、と言った瞬間。
後ろの二人の顔が険しくなっていた。

まぁ、今日はこの辺で良いかなぁ。
名探偵君達の面白い推理も見れたし、薬の効能も確認出来たから。


『じゃ、僕はもう行くよ。』

沖「あぁ、少し待ってください。」


沖矢さんは僕の肩をサッと払う。
どうやらホコリが付いていたらしい。


コ「あ、ここも少し汚れてるよ!
僕が綺麗にしてあげるね!」

『おや、そこもか。
もう少し清潔にしないとだね。
ありがとう、二人共。』

沖「礼には及びませんよ。」

『盗聴器については、これでチャラだね。』

沖「おや、何の事でしょう。」


まあ、そっちがその気なら良いけど。
ここから先、あの二人は注意した方が良いかもしれないな〜。

まだハッキリとは断言出来ないけど、あの二人は何となく嫌な気配がする。
僕の嫌いな、嘘の臭い。


『嘘には嘘で返さないとね。』


その時、不意にスマホに着信がくる。
何だろうと開いてみると、そこには文面が表示されていた。



ーーーーーーーーーーーー

連絡先、登録しておきました。
何かあれば連絡して下さいね。

沖矢昴

ーーーーーーーーーーーー



『はは……中々面白い事してくれるね。
教えたのはコナン君かな?』


僕の連絡先にあの二人以外の名前があるなんて……初めてだな。
なんか新鮮だ。


『さて、これからどうなるかねぇ…』


僕の呟きは誰かに聞かれる事なく、空へと消えていった。

黒幕の溜め息→←黒幕の自己紹介



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紅キ霧雨 - 紅姫さん» この作品まで見ていただけているとは…!ありがとうございます!! (2018年12月27日 10時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - 続きが気になります!次も楽しみに待ってます。 (2018年12月26日 18時) (レス) id: 48b65d6629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅キ霧雨 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年12月26日 17時

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