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中原.早起きby恋羽 ページ9

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チュンチュンと小鳥の鳴き声が聞こえる柔らかな朝









そんな朝には似合わない事に、私は苦戦していた。









貴「中也………起きてよ」









中「………zzz」









今日は朝早くから仕事があって勿論中也と一緒に行くんだけど…









この通り、起きない。









そろそろ起きないと私も遅刻しちゃうよ…









こうなったら最終手段









スゥー…………









貴「中也ぁぁぁ!起きろっー!」









私のよく通る馬鹿でかい声が小さな部屋に響き渡る









中「………るせェなァ…手前もっと色気のある起こし方出来ねェのかよ…」









中也は起きるなりそんな事を云い出した。









貴「もう、いいから起きてよ、遅刻しちゃう」









私の言葉を聞いた中也がにやりと笑ったのを私は見逃さなかった。









嫌な予感……









距離を取ろうとしたが、思考を読まれたかのように腕を先に掴まれる。









中「手前から接吻してくれんなら起きてやってもいい」









はぁぁぁ………








当たっちゃったよ









貴「厭だよ、さっさと起きて!」









中「……Aがしてくれンなら…な?」









あーもう!








すればいいんでしょ、すれば。









此のままじゃ、本当に遅刻しちゃうので渋々私は顔を近づけた









でも、其れは中也の思う壺で………









─チュッ









貴「此れでいいでしょ…早く……んッ」









中「悪りィ……そんなんじゃ足りねェ…」









中也の熱い舌が口内を掻き乱してどんどん体に熱が帯びていく。









貴「んッ………はァ……ちゅ…や」









力が抜けて立てなくなった私は下から中也を見上げる。









中「手前…止まんなくなンじゃねェか…嗚呼、今日は休むか」









中也は私の服に手をかけると口角をあげた。









貴「早起きした意味無い………」









中「仕事よりいいだろーが…今日は一日愛してやるよ」









甘く囁かれ、抵抗する力も失い









私は中也に身を預けた────







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恋羽(プロフ) - イチゴフラペチーノさん» ありがとうございます!返信遅くなりましたすみません! (2018年1月4日 20時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ(プロフ) - 恋羽さん» 敦くん可愛いです! (2017年11月26日 10時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - チビ猫さん» ありがとうございます…!凄く嬉しいです(´;ω;`)ブワッ (2017年9月10日 15時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫 - 完結おめでとうございます!!始終悶えていました!!作者様これからも頑張ってください!! (2017年9月10日 8時) (レス) id: cb3c918c22 (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - 月輝さん» ありがとうございます……(> <) (2017年8月26日 18時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜夢&恋羽 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月21日 6時

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