【新旧双黒】誘惑だらけな同棲生活をどうぞ【短編集】 (ページ16)

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太宰.ジンクスby恋羽ページ16

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すっかりと日は落ちて辺りが暗くなる頃

今日は何時もと違う空に少しだけ心が浮ついていた

窓の外から見えるのは桃色に輝く綺麗な月だ。

此れは＿＿＿ストロベリームーンと云うらしい

此のストロベリームーンを好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる……とか何とか

昨日ナオミちゃんに聞いて、本当はジンクスなんて興味無いんだけど…ね？

付き合っている太宰とずっと一緒に居れたら…

って私何考えてるの……///

貴「……太宰、月…一緒に見よう？」

太「月かい？Aちゃんにしては珍しいね」

私がベランダまで歩いて行くと太宰は不思議だと言わんばかりに首を傾げながらも付いてきた。

貴「綺麗でしょう？…此れねストロベリームーン…って云ってね、此れを好きな人と見れたら永遠に……ってあ……！」

やってしまった……と思った時には既に遅く

太宰の顔は悪そうな笑みで染まっていた。

太「其れってジンクスかい？……続きは？此れを見た二人は永遠にどうなるの？」

顔を近づけて云って来る太宰に不覚もドキリとしてしまう

貴「……っ分かってるくせに」

太「……云ってくれないのかい？」

太宰は分かったようにしょんぼりとした顔を見せるけど…まあ、演技だと分かる

其れでも貴方の言葉通りにしてしまう私は余っ程貴方に溺れているのだろう

貴「太宰とずっと一緒に居たいんだよ！分かってよ………！」

大好きだからこそ毎日が不安で仕方ないから

ジンクスでも何でもいいから安心できる何かが欲しいんだ

太「ふふ…当たり前だろう？Aちゃんとは、ずっと一緒だよ。ジンクスなんて無くても…ね？」

太宰はぎゅと私を抱き締めると優しく口付けをした

貴「……本当に？」

太「本当さ……其れと、月も綺麗だけど……」

＿＿＿＿＿一番綺麗なのは君だよ

桃色の光に照らされて美しく微笑む貴方を見れば

トクンと胸が高鳴り、また私も微笑み返した

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明日はストロベリームーンらしいですね！

恋が叶う月らしいです！

なのでこういうのもいいかなと書いてみました！