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太宰.可愛いby夜桜夢 ページ1

窓から透明な太陽の光が射し込み、ベッドを柔らかく照らす。
寝起きだというのに、私の目はぱっちりと覚めていた。

何故かと云うと____





「……何で、ここに居るの………」





すぐ隣で太宰が寝ていたから。


いやいや、おかしいでしょ。


確かに私と太宰は同棲してはいたが、同じベッドに寝ていちゃいちゃしたりなんかしてはいない。

そもそも昨日の夜も一人で寝た筈だ。



という訳で、私の脳内は非道いパニックを起こしている。




「ね、ちょっと、起きてよ太宰……!」


「………ん………ぅ」




どこか色っぽい声を漏らすだけで一向に起きる気配はない。
それどころか私の腰に手を回し、抱き枕かのようにギュウッと抱き締めてきた。

まるで作られたかのように美しい顔が近付き、心臓が五月蠅く鳴り響く。






「起きてってば!これ、じゃ……」







__私の心臓が、もたないよ………




朝日に照らされた肌はとても滑らかで、長いまつ毛が影を落としている。

それなのに私を強く抱き締めている仕草はとても子供っぽくて。






「……可愛い」






思わず、そんな声が溢れた。
次の瞬間、太宰の目が開き口角があがった。






「……云ってくれるね、A」


「あ、太宰、聞いて………!!」





しまった。


頭の中で警報が鳴り始める。







「男の私に、可愛い、だなんて………」


「えっ、あ、今のは、その___んんっ」






唇に柔らかい感触。



それはほんの一瞬で、でも確かに太宰にキスをされた。

途端に羞恥に襲われ顔が真っ赤に染まる。







「だ、太宰……!?何して」


「ふふふ。私を可愛いなんて云った罰だよ」






太宰は妖艶に私の唇を指でなぞる。

身体の奥に変な感覚が走った。






「ほんの少し接吻したくらいでそんなに真っ赤になるなんて………」






悪戯っぽく太宰は笑った。







___そんなAの方が、よっぽど可愛い








•.*•°•.*•°


この後一時間程ベッドから抜け出せなかった夢主←

中原.逃がさねェよ by恋羽→



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恋羽(プロフ) - イチゴフラペチーノさん» ありがとうございます!返信遅くなりましたすみません! (2018年1月4日 20時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ(プロフ) - 恋羽さん» 敦くん可愛いです! (2017年11月26日 10時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - チビ猫さん» ありがとうございます…!凄く嬉しいです(´;ω;`)ブワッ (2017年9月10日 15時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫 - 完結おめでとうございます!!始終悶えていました!!作者様これからも頑張ってください!! (2017年9月10日 8時) (レス) id: cb3c918c22 (このIDを非表示/違反報告)
恋羽(プロフ) - 月輝さん» ありがとうございます……(> <) (2017年8月26日 18時) (レス) id: 7951348906 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜夢&恋羽 | 作者ホームページ:   
作成日時:2017年5月21日 6時

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