小さな幽霊達に狙われてます【浦島坂田船】

じゅうはちわ ページ19

坂田side

「うらさん！こっちこっち！人間ここん中にめっちゃおるで！」



うらさんの腕を引いて走り続ける。
まーしぃとセンラが気づいたらいなくなってるが気にしない

学校の中にあるものは俺らの世界にはないものばかりで
全部が新しいものに見えてくる

その瞬間学校全体に大きな音が響き渡る


「…今の音なんなん…！」


突然の音に足を止めてあたりを見回す


「っわ…！おい坂田、いきなり止まんなよ」


背中にぽすっ…と衝撃と一緒にうらさんが倒れこんでくる

「ん、ごめんな？」

「ったくお前は…おい坂田！横！」

「え？よこ…っぶなぁ」


横からはさっきまで閉まっていた扉から人が押し寄せて流されそうになる


「たく、あぶねぇな…ちゃんと回り見ろよ」


「はーい…そういやなんでこんなに…」


そこまで言ったところで俺らの体が急に持ち上がって



「うらたん、さかたん、ちょっときてね？」


後ろからAのこえがする

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