38.失われた興味。 ページ39
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…おい、許可仰いでる側から顎クイしてんじゃねぇ。
五条「…へぇ。蛇の目と牙。狗巻家の呪印だよね？コレ、自分で"縫った"の？」
返事の代わりにまた2度頷く。
五条「…ふぅん。…妬けるね。
ほっぺたの糸、もう抜いていいよね？」
真希「おい！Aはまだ動けんだろ！」
五条「…いやぁ、ムリ。
もうこの子、赫受けた時点で呪力殆どすっからかんになってたし。
確かにさっき言おうとしてた言葉を言ったら僕に一撃は入っただろうけど、Aは喉が裂けるどころじゃ済まなかっただろうね。」
パンダ「叙々苑はナシだな。
ってか、最初に使ってた呪骸、俺の毛使った奴いなかった？」
棘「高菜。」
真希「気のせいだろ。」
するすると頬っぺたに刺繍してあった呪力を込めた糸がひとつひとつ抜かれていく。
役目を終えた糸は、風に乗せられ呪力と共に無に還る。
五条「…大丈夫？痛くない？」
野薔薇「…おい、虎杖。伏黒連れて帰んぞ。
…魂が抜け始めてる。このままアレ見続けたら死ぬぞこいつ。」
悠仁「…おい伏黒、しっかりしろ！」
パンダ「あの2人、腹立つ程顔だけは良いから絵になるよな。叙々苑もなくなったし、俺たちも戻ろうぜ。」
棘「しゃけ〜。」
真希「チッ惜しかったんだけどな。」
みんなが一気に興味を失って帰っていく。
…冷た。氷河期かよ。
…1番叙々苑の牛タン食べたかったの私だよ？
五条「次、舌、出して？」
言われた通りに舌を少し出す。
五条「……舌まで縫ったの？マジ？
キミ相当強い呪力の糸で縫ったでしょ？
どおりで呪言の精度が高かったワケだよね。
う〜ん。あ！そうだ！いい事思いついた！」
…嫌な予感しかしない。
そしてその予感は当たるモノだと相場は決まっている。
五条「そのまま舌出してて。動いちゃ駄目だよ？
だーいじょうぶ！
痛くしないよ？僕上手いから♪」
『…ちょ、むぐッ』
…いや、舌に縫った糸を上手く解けるって、アンタ何者だよ。
逆にどんな経験を積んできたら初見でコレが出来んの？
そんな事を思いながら反射的に逃げようとすればその舌をいとも容易くソレに捕らえられる。
真希「校舎の！ど真ん中で！生徒の唇奪ってんじゃねー！！！」
…教室の窓から丸見えのようだ。
もはや泣きたい。
『…穴があったら入りたい。』
五条「…へへ♪させないよ？」
この状況下でご機嫌でいられる事、これが最強たる所以なのだろうか(違う)
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Alice(プロフ) - ネココさん» ありがとうございます〜！！大好きだなんて(*^^*)！嬉しいです！コメント嬉しいです☆ (2021年6月21日 17時) (
レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
ネココ - こういう面白くてラブコメが入っているお話大好きです！更新頑張ってください！応援してます！（うるさくてすみませんｗ）） (2021年6月21日 17時) (レス) id: d9dbb0348a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ゆきな☆さん» ありがとうございます！とっても嬉しいです！ (2021年5月31日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 瀬谷さん» 教えてくださりありがとうございます！ (2021年5月31日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - このお話好きです！！！更新待ってます！頑張ってください！！ (2021年5月31日 17時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2021年5月30日 13時
