最強呪術師に求婚されたんですが【呪術廻戦/五条悟】

19.参考までに。 ページ20

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『…恵にはこれが仲良く見えるの？
…はぁ、めんどくさいから嫌われとこうと思って発言した私の男の好みが東堂くんのツボに(ある意味)ジャストフィットしたらしーよ。』




恵「…何て答えたんですか？」




『え？それ言わなきゃ駄目？
適当にでっち上げたクズ男だよ？』




恵「はい。参考までに。」




『あー、確か、国宝級の超絶イケメンで我が強くてタワマンに住んでてお金持ってて私に全部貢いでくれる人。って答えた。そして泣かれた。』




…私にはわかる。
あれは感動で泣いたんじゃない。


そんなこの世に存在しない男を探し求めてこの世に存在し続ける私という存在を哀れに思ったと同時に、同情され、「流石だシスター、俺は応援するぜ？(叶うと思ってない)」と言われ泣かれたのだ。


マジで失礼な奴だと思ったのは記憶に新しい。





パンダ「…"我が強い奴"と"貢いでくれる奴"は相反するぞ？そんな奴この世にいねぇ。」



パンダは目の前で手をブンブン振って「ないない有り得ない」とジェスチャーをする。



棘「…しゃけ。」




『だから適当にでっち上げたって言ったじゃん。現世には存在しない架空のクズ男だよ。』




真希「…いや、つーかソレ全部あの馬鹿目隠しに当て嵌まってんじゃねーか。」





『………あ。』






恵「俺、努力します。」





『いやしなくていいから！！恵はそのままいてくれたらそれだけでいいの！！マジで！！』





真希「努力も何も、コイツ既婚者だぞ。」





恵「言われなくても解ってますよ！」





因みに交流会の間は無下限付きの結婚指輪は流石にチート過ぎるので家に置いてきた。(滅茶苦茶駄々捏ねられたけど。)



「…キミに傷つけた奴、即刻死刑ね？」という物騒なセリフは聞かなかったことにしても、その後の報復のことも考え、私は絶対に怪我をしてはならないのだ。(セルフ転倒を除く)




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