兄弟だって構わない！【ダンタリオン・ダリ】

episode11 ページ13

『わぁ〜！すごーい！兄さん早く早く！』


SDのオトンジャさんに送ってもらいマジカルストリートに来た


兄妹で出かけるのは久しぶりで大興奮の妹



ダリ「若いなー」



『おじさんみたい』



ダリ「もうおじさんだからね」



『なに言ってんですか』



ダリ「君が言ったのに！？」




二人は何気ない会話をしながら歩いた



マジカルストリートの店を見ながらAが聞いた




『兄さんはどこ行きたい？』



ダリは大好きな妹と出かけられることだけで嬉しいので



ダリ「うーん、Aが行きたいところ」




と答えた




『じゃあ、服屋さん行きましょう！あっ兄妹お揃いの服とか買いません？』




お揃い…



ダリは嬉しそうに



ダリ「よしじゃあ服屋にレッツゴー！」



『おー！』



________



店員「まぁ、お似合いですお客様！」



服屋でベタ褒めされすっかり調子に乗ったダリ先生



あれもこれも試着しまくって



ようやく決まったペアコーデ




ダリ先生は白のスウェットにデニムのズボン



Aは白のスウェットにデニムのジャンパースカート




ダリ「いいねこれ、このまま二人で着て帰ります

じゃあお会計お願いします♪」



このままお会計に行こうとしたダリ先生をAが止めた



『いや、自分のは自分で払います！』



ダリ「いいよ、僕が払う」



『でも…』



遠慮しているAの頭の上にダリ先生が手を乗せた



ダリ「可愛い妹にこれくらいやらせて、ね？」



彼はそう優しく微笑んでレジへと進んだ




『本当に大事にしてくれるなぁ、』



そんな兄に感謝しながら後を追った

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