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ダリ先生視点
朝の7:00
オトンジャ「ダリ様、そろそろ起きる時間ですんじゃ」
ダリ「んぅ…ふわぁ〜ありがとうオトンジャさん、」
久しぶりにこんなに寝た気がする…
オトンジャさんに起こされるほど熟睡してたんだな
『んー兄さん、そっちはぁダメれす〜』
妹がとっても可愛い寝言を言うので
いったいどんな夢を見ているんだろうと考える
ダリ「兄とはいえ、男の前でこんな姿晒しちゃダメだよ、」
そう言って僕はAのほっぺをツンツンしながら遊んだ
『…んっ?兄さ…ん?』
ダリ「おはようねぼすけさん」
『おはようございます、って寝坊したっ?』
ダリ「今日学校は休みだよ?」
僕はカレンダーを指さした
『あっ、』
あまりにも間抜けな声だったから
耐えきれず
ダリ「ッあはは!本当最高だよ」
『なんかこの前も似たようなことがあった気がする』
どうしてこんなにも可愛いのだろう
欲しい、
悪魔にとって純粋な感情
恋の欲求
独り占めしたい
手に入れたい
そう思ってしまったら
もう止まらない
僕はAの顔に手を添えて
ダリ「今日は僕とお出かけしよう」
とAを誘ったのだ
『それってデート!?』
突然知らない言葉を突きつけられて戸惑った
『あっそうか、私のクラスのイルマくんが言ってたんだけど仲のいい男女が一緒に出かけることを
デートって言うらしい』
それ絶対恋人同士の男女の話じゃん
心の中でツッコミながら
ダリ「そうだね、デートだよ」
『へー!人生初のデートだ』
ダリ「それ他の人には内緒だよ?」
『?はい』
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作者名:杏仁玉子 | 作成日時:2023年3月30日 18時