【おそ松さん】居眠り少年は勉強を教えることになって【男主】

レッスン さん ページ4

「た〜だいま〜」


　


「ただいまー」


　


「帰ったぜ？ブラ「兄さんたちおかえり！」えっ」


　


　


　


五男以外の二人は既に帰宅していたようだ。


　


定例の成績見せ合いが始まる。


　


それを悟ったおそ松は、「着替えてくるわ！」と即座に二階へ。


　


その様子から、彼の状況は四男と六男にも伝わる。


　


　


　


「また留年しそうなの？も〜兄さんは…」


　


「…まあテスト期間何もせずゲーセンに入り浸ってればそうなるよね」


　


「別におそ松がどうなろうがいいけどさ…」


　


「兄弟の中から留年者って…」


　


　


　


出したくねー…。


　


四人の心の声が聞こえてくる。


　


思うことはみんな一緒。


　


　


　


「…あ」


　


　


　


この空気の中、不意に何かを思いついたような声が上がる。


　


一松だ。


　


　


　


「な、なんだ一松…何かいい考えがあるのか！？」


　


「…わからないけど、あたってみる価値はある、と思う」


　


「あたってみるって…教えてくれる人？」


　


「うん…。知ってるでしょ、"眠り王子"」


　


「「…ああ！その手があったか！！」」


　


　


　


トド松・チョロ松は揃って手を叩いた。


　


カラ松は状況が呑み込めないのか、首を傾げている。


　


　


　


「そっちでも有名でしょ？眠り王子って呼ばれてる男子生徒のこと！」


　


「あ、ああ。知っているは知っているが…なんでそいつなんだ？」


　


「…あいつ、授業中大体寝てるくせに、いつも首席から外れたことないんだよね」

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